幼児教育にはさまざまな種類があります。
保育園や幼稚園、認定こども園など保育施設に寄ってその教育方針が変わるように、そのさまざまな幼児教育をベースに各園で保育教育が行われているのです。
今お勤めの保育施設の教育方針とご自身が理想とする教育方針が違うのであれば、理想を求めて転職を考えるのもスキルアップにつながるでしょう。
こちらでは幼児教育の種類と特徴をご紹介します。転職を考える前に理想とする教育方法について学んで、転職先の条件の参考にされてください。
モンテッソーリ教育
医師であり教育家であるマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育方法です。
子どもの知的好奇心をくすぐるために、おもちゃと教材を組み合わせた教具を使用し、学ぶ姿勢を忘れない、責任感と思いやりをもつ自立した人を育てることを目的としています。
シュタイナー教育
個性を重視し、個人の能力を最大限に発揮することを目的とした教育方法です。
思想家であり哲学者でもあるオーストリア出身のルドルフ・シュタイナー博士が考案しました。
人間の成長を7年ごとに分割し、区切りに合わせて教育を行い、「からだ」「こころ」「あたま」のバランスの取れた人間へと育てることを方針としています。
レッジョ・エミリア・アプローチ教育
レッジョ・エミリアというイタリアの町で生まれた教育方法です。
レッジョ・エミリア教育の理念を象徴するものとして「100の言葉」があります。
子どもの個性や自主性、協調性を育み、子どもたち自身の言葉で成長を促す考え方になります。
保育施設で過ごす風景などを撮影や録音をして残し、教材としていく「ドキュメンテーション」の作成も特徴の一つです。
フレーベル教育
ドイツ人の教育学者フレーベルが提唱した教育法で、「子どもは5歳までの学びがすべて」という考え方から遊び中心とする幼児教育の大切さを訴えています。
教育玩具「恩物」や、自然とふれあうことなど遊びを通して子どもが自ら生きる力を育てていくこと、転じて子どもの才能を開花させることを目的としています。
七田式教育
「心の教育」を大切にし、大きな志と奉仕の心を持ち、自らリーダーシップを取れる人に育てることを目的とした教育法です。
日本の教育研究家である「七田眞」が開発した教育法で、日本で一番認知度が高い教育方法と言われています。
高い学力を備えつつ、他者との協調性、優れた人間性、大きな夢や志を持った子どもたちを育てることができます。
