東京都の私立認可保育園に勤務する保育士です
私が勤めている保育園の幼児クラスの人数は
１クラス24名で3クラスあります
ということで72名が幼児の定員です
最近、アデノウイルス、夏風邪、早めの夏休みなどで
欠席する子が多くなってきていて
クラスで何人休んで、何人来ているか？の計算が少しフクザツ化
私のクラスでは6人休みだったので、出席者は18名
今日、何人来ているかな？
と聞くと
数の概念がまだはっきり理解できていない子は
にじゅうひゃくだよ
じゅうにせんひゃく
と面白い数字を並べます
それを大人は、大きく否定せずに上手く
発言を認めながら、正しい言い方を伝えていけるようにしますが
子どもは、そういうシチュエーションで
一切 容赦しません
は？
そんな数字の読み方ないけど
今日は18人だよ…
とバッサリ切るように否定します
そして、
24人のクラスが3つあるから
幼児クラスは全員で72人いるんだぜ
と年長の彼は言いました
なんで、72人だと思ったの？？
と聞くと
え？ それは計算したからだよ
どうやって計算したら72になった？
ここからの計算方法の説明がすごかったのです
まず、A組24とB組の24を足すと48でしょ
そして、そこにC組の24の4を先に足すと52
残った20を合わせると72になる
彼は増えていくと、どんどんややこしくなる数字を整理し、
一の位を先に足してしまって
残った十の位を足すと簡単に計算が出来ると考えたのです
誰かにそのやり方を教えてもらったの？
いや、自分で考えたよ
彼は弟なので、家で小学生の家族から吸収したのかもしれません
でも、見事なまでの答えの出し方に
とても感動しました
答えにたどり着くまでの、その考え方や方法が大事で
それをちゃんと自分の言葉で説明が出来るということが素晴らしい
