東京都の私立認可保育園に勤務する保育士です
今日は、トイレにまつわるお話
オムツ生活から、パンツ生活に移行すると
排便も順調にトイレで済ませられるようになる子もいれば
どうしても、そこは時間がかかってその時だけオムツを使うという
パターンの子もいたりします
年少、年中の子がトイレで排便を済ませたときには、
まだまだ自分できれいに拭き取ることが難しいので
保育者に声をかけてもらうことにしています
(もちろん、自分で出来る子は自分でやっています)
せんせーい う〇ちでたー
トイレから、よく聞こえてくるのですが
でたー
というだけの報告のみ…
私はあえて
出たから、どうしたいのかを伝えてもらわないとわからないという対応で
そうなの?
出たからどうしたいのか言ってくれないとわからなーい
と言います
すると、勘のいい子は
拭いてください とか、拭いてほしい
と言うのですが、ピンとこない子は
出たー
のみ…。
すこしひねって、
じゃあ、出たから良かったねー!
おめでとうって言えばいいのかな?
と聞くと
うん(自信たっぷり
)
なので、
おめでとう!ぱちぱちぱちぱち
これでオッケー?
と聞くと
オッケーじゃない
じゃあ、どうしたらいい?
聞き返すと
拭けばいいじゃん
は?
と思ったけれども、あえて冷静に聞きます
お願いされてないから、そう言われても~
ここで、ようやく
拭いて~
はい!わかりました
そうだよねぇ、だってやってもらいたいことがあるときは
お願いしないとわからないものねぇー
賛否両論あるのは承知ですが
私は、このやり取りのプロセスはとても大切だと考えています
出たー
はーい
とすぐに対応する保育者もいます
でも、そういう何気ないシチュエーションの中でも
子どもたちの語彙を広げたり、やり取りの方法を伝えることって
大事なことだと思うのです
今回は、たまたまトイレのエピソードですが
トイレではなくても、私はこのやり取りを大切にしようと
保育の中で心がけています
子どもたちは、すべてが学びに繋がりますからね