東京都の私立認可保育園に勤務する保育士です
2歳児クラスの子どもたちは、パンツ生活への移行が始まります
一般的に
トイトレ
トイレトレーニングという名称で呼ばれますが、
私は、その言葉を使いません
排泄の自立は個々のタイミングもあるし、
トレーニングという名称がつくことで、
子どもにとっても、大人側にとってもハードルが上がるような気がするのです
トレーニングって、訳すと訓練とか練習という言葉になるわけで…
順調にいっている時には良いのですが、順調にいかない場合を考えた時に
これがプレッシャーになったり、プレッシャーをかける要因になることもあります。
おもらしを、「失敗」って言うのも使いません
だって、仕方ないことなのに…
オムツだった時と布パンツになった時とでは、感覚がまるで違うし
戸惑いや緊張感がある中で、一生懸命慣れようとしている姿を
訓練とか失敗とか、出来た！出来ない！と評価されるって…
セツナイ
言葉は言霊…
イヤな言葉を使えばモチベーションも下がってしまいますよね
なのでシンプルに
パンツを穿く
間に合わなかった時には、トイレに行く前に出ちゃった
トイレで排泄した時には、出たね！
とハードルを上げないように、あくまでも淡々と表現するようにしています
園では最近…
膀胱機能が成長してきて、尿を溜められるようになり、パンツ生活になる子が増えてきました
ついこの前まで便座に「座らない！」
と言っていた子が
お友だちがパンツ生活になったことに刺激
を受けて便座に座るようになったり
パンツを持って来るようになったりしています。
勿論、人は人自分は自分
というスタンスを守っている子もいます
イイネ
もうパンツで過ごせそうでも、自信が持てるようになるまでオムツのままの子もいます
イイネ
とりあえず、やってみよう！と勢いで始める子もいます
イイネ
みんな同じではなく、違いますからね。
違いを認め合うというのはこういうところも大事にしなきゃと感じます
２歳だから ３歳になったから 夏のうちにオムツを外した方がいいから
周りがパンツになってきたから…etc
という大人側の尺度で判断しないで、子どもと相談してその様子から進めていけるといいですね
目安は
・排尿間隔が1.5～2時間
・トイレに座ることを嫌がらない（排尿する）
・語彙が増えてくる
などです。
こんな様子が見られ始めたら、子どもに相談してみてくださいね
それと…
紙オムツは、かなりの尿量を吸収することが出来ますが、重くなります
重たいオムツを穿いて過ごすことは、身体に負担が大きくかかり成長に影響が出ることも…
少量でも、オムツに排泄マークが出たら交換していくのがいいですよ。
その方が排尿間隔もわかりやすいです
身体の機能にトラブルがない限り、オムツ生活はパンツ生活に変わります
無理強いしないことが一番！
子どもが自分でタイミングを決めると、本当に短期間でパンツ生活になります。