東京都の私立認可保育園に勤務する保育士です
園庭にラインカーで道路を描きました。
三輪車で子どもたちが走っていたところに…
一人の子が道路の真ん中に入って動かないので、三輪車チームは急ブレーキ
「どいて」
「…。」
「どいてー」
「…。」
「どいてってばー」
どんどん、語気が荒げてきている中、通行止めを企てた方は動じない
これは、少し間に入った方が良さそうだな。というタイミングで
いま、信号が赤でーす
そろそろ青になるかな?
と、気持ちが切り替わりそうな言葉をかけても動かず
んー。さて、どうなるかな?と思っていたら
「トンネルでーす!ここを通ってくださーい」
(おっと!そうきましたか)
立ちはだかっていた子が、足を大きく開いてその間を通るようにと案内
通ってと言われても、通れるような幅ではないので言われた方も困ってかたまる…
(これは、空間認知の差ですねぇ)
すると
渋滞を回避するかのように、後ろで待っていた二人の子が三輪車を道路からずらして
サーーーッ と走っていきました。
それを見た「どいて」と言っていた子も
「あ、そっちから行けばいいか」と思ったようで迂回して走っていきました。
そして…
トンネルをした子は、誰もいなくなったので他のところに移動して違う遊びを見つけていました。
足を開いた後ろ姿を見ながら、
ここを通れると思っている成長段階なのだな。とわかるのとクスッと微笑ましく思うのでした。
平和的解決