東京都の私立認可保育園に勤務しています。
2歳児クラスは、1歳児クラスからの進級児の中にわずかな新入園児が加わります。
今回は2名が新たに仲間入り。
このお二人、以前からお知り合いだったようで、お互いに顔見知りなので安心感があるようです。
それでも、初めて親元を離れて生活するのは、大変なことです。
只今慣らし保育期間中!
二人のうち一人のAくんが、ふと思い出して「ママー!!」と泣くことがあります。
すると、同じ境遇であるBちゃんが、やさしくAくんの肩を撫でて慰めたり、手を繋いでくれたり、本当に甲斐甲斐しくお世話をしてくれるのです。
自分だって不安なはずなのに、こんなに小さいながらに、相手のことを思いやる行動がとれるなんて…。
そんなBちゃん、さすがに4日目…
お昼寝を前にして、「ママー!!」と大泣きになりました。
前日は、ひとりで静かに眠れていましたが、気持ちの限界だったのでしょうね。
しばらく抱っこをし、泣きながら眠りにつきました。
ちゃんと泣いて自分の気持ちを出せて良かった。
担任間でそう話しました。
この4日間、自分もつらいのに、Aくんのことを気遣い、自分の気持ちは上手く出せなかったのでしょうね。
その後30分も経たないうちに、起きて再び泣き出しました。
検温すると。38.1℃ 頑張った分、体調面に表れました。
そうなのです。
順調にすすんでいるようで、見えない部分では順調ではないこともあるのです。
熱が出るほど頑張っちゃっていたのです。
こうして、早めに出せる子もいれば、しばらくしてから「イヤだー」を出す子もいます。
自分の気持ちを出せることは、本当に大事なことです。
そして、もう一つ今回感じたのは、Bちゃんに対して、クラス担任全員が
良かった!ちょっと頑張っている様子があったから、ちゃんと泣けて良かった。
と同じ気持ちで向き合っていたことでした。
保育士同士の連携や方向性は、子どもたちにも影響してくるものです。
いい環境で仕事が出来ていることに、「ありがたいな。」と思いました。
来週は元気に登園してくれるといいな。