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薬物依存症を受け入れて

さーどうやって生きて行こうかなあ…



僕たちは『NA』行ってる?


とか、良く使う単語なんだけど『NA』とは…



ナルコティクス・アノニマス  の略で、



薬物によって大さな問題を抱えた仲間同士の 非営利的な集まりで、私たちは、互いに助け合い、クリーン(使わないで生きる) でいるために定期的に仲間と会うことによって回復を目指す自助ミーティングです。


日本各地で開催されていて、東京でも毎日必ずどこかで開催されています。


今回は、4年前に一度参加してから『2回目』ですが、ダルクとは雰囲気が少し違っている感じがした。


前回は、『渋谷地区』のNAに参加したけど、開催する場所によっても『雰囲気』が違うし参加する『メンバー』によっても雰囲気は変わるところが面白いところなんです。


昨日『刑務所』から出て来た人や『30年間辞め続けている人』など多彩な人が集まります。


僕は、最後に使ってからそろそろ4年目になるので、NAでは、『バースデー』と言って『数ヶ月』『数年』単位で仲間からお祝いしてくれる事を期待していたんだけど…



継続して参加していないと『カウント』されないんですよね…



だってさ。


まー別にいいけど。。


なんか、規定とかルールみたいな事に『捕らわれてる』感じがして『がっかり』して帰ってきました。


べつに、『良かったね~おめでとう!』


の『一言』で、いいじゃないの?


俺は、ひとりで、『バースデー』するからいいし




私が以前ネットのコラム記事で偶然目にした『認定NPO法人Living in Peace(LIP)』というNPOなのですが、『子供の貧困』をテーマに活動していて


『チャンスメーカー』


とう、月々継続型の児童養護施設向け寄付プログラムを広めている団体です。公開ミーティングに一度参加させて頂きましたが、若いみなさんがとても熱心に活動している活気溢れる方達でした。


『働きながら社会を変える』


というフレーズで、参加されている方は『エリート企業』の方々で恐縮しながら参加させて頂きました(笑


昨日、その団体からの会報メールで『自分の弱さについて』とあり『アルコール依存』の方の今までの生き方が綴られていました。


『人が自分の弱点・欠点を克服するために』とい見出しでは、


「弱点や欠点っていうのは、自分が本当にそれを受け入れたときには弱点や欠点であることを止めるんだ。


本当にその通りだなあー…と思う今日この頃です。

詳しくは…

今日は、ちょっと気晴らしに散髪して「イメチェン」してみた。

あまりにもロンゲが怪しさを醸し出しているのではないかと思い、

店員:『どんな感じで?』

俺:『え? 普通の人みたいにしてー』

店員:『普通の人??』

そか、俺は『見た目では普通なんだよなー』って思った。

天気が良かったので、そのまま外でタバコ吸えるテーブルがあるマックで履歴書の論文書こうと思い直行。

なんか、腕に『墨』入れちゃってるオヤジが踏ん反りかえって座ってたから目を会わさず空いているテーブルを探した。

空いてないじゃん(悲

よく見たら、そのオヤジの上着が隣のテーブルに置いてあって、

それ、『おじさんの?』

って聞いたら、『あっ!そうっす!』

意外に、いい奴だなーと関心して、話しかけてみた。

俺:おじさん『墨』かっこいいね。

おじさん:そう?

俺:何歳すか?

おじさん:43

俺:
俺よか若いじゃんかー。



見るからに不労者。俺もだけどね。
で、仕事何してるの?って聞いたら、

おじさん:なにも(笑

俺:俺もなにも(笑




で、いろいろ話してたら、『刑務所』『薬物』『無職』『貧困』『孤独』…
いろんな共通点があってお友達になりました。

でも、彼との違いは、

自然体なところ。

彼は、とても、自然体でありのまま生きてる感じがした。

俺みたいに『ブログ書いて』同情を引こうとか(!?) そんな感じでは無く

今の自分をココロから受け入れている感じでした。

彼は、刑務所から出て身寄りの無い人とかが入る『支援施設』に生活保護を受けて生きているらしいけど、12万円支給されて10万円そこに払う…

2万円しか残らない!

だからタバコは『エコー』だよーって笑って言ってた。

社会復帰の切っ掛けがなかなか掴めないでいる僕たちは、1時間くらい話して楽しく過ごしました。


一度、落ちたら…



『社会復帰』



むずかしいね。ほんと。

KOKOROっていつも『揺れ動ている』んだよ。

『見たもの』『食べたもの』『匂ったもの』『触ったもの』『聞いたもの』
5感で感じて『揺ら揺ら揺ら揺ら』健康な人でも、みんなそう。

依存症になって20年、頭の中で自問自答が止まらなくなる状態が続く毎日。

『勘ぐり』『被害妄想』『自意識自傷』

そのクセが、なかなか直らない。止まらない。

欲望のまま動き回って、さまよって。

ある時、『俺は、何かに操作されてるんじゃないか??』と本気で考え始めた。

その頃から、『操作?』されないように『KOKORO』の動きの観察するようになった。

『あっ!今俺の関心はこっちに移ったな…』みたいに。

それが習慣になって第三者的な見方をするような感じになった。

だから『クスリしたいなあ』のサインは何となく冷静に受け止めて『保留』している。


あくまでも『保留』に。



ぎりぎりの時も、最近何度かあったけど、

繋がっている数少ない貴重な人たちがいるから、なんとか『保留』になっている。

この病気には『完治』はありません。
あくまでも『回復している』と言う表現を一生つかいます。

でも、何かのきっかけで『再使用』してしまうのが怖い特徴なのです。

なので、僕は『保留』という表現にしているのです。

今日は、『やらなかった』

でも、明日は分からない。。

KOKOROの揺ら揺らを観察する時間がなくなると、

正直、自信はない。

だから、ゆっくり生きるしかない。

俺は俺として。