よくある例ですが、


コップに水が半分はいっているときに、


「もう半分しかない……」


と思ってガッカリする人と、


「まだ半分もある、うれしい」


と思う人がいます。


そして、これもよく言われることですが、


運のいい人は必ず後者の


「まだ半分もある、うれしい」


という考え方をしています。


どんなことに対しても、プラスの面を見る癖がついているのです。


事実は


「コップに水が半分ある」


だけですが、


感じ方にはふたつあって、


みんな自分勝手につけたイメージで、


ガッカリしたりうれしくなったりしているだけなのです。


同じことが起きていても、


自分の気持ち次第で全くイメージは違います。


財布を落としてしまった友人は、


一日中そのことを考えているときはとても憂鬱だったのに、


その日の夜にとてもうれしいことが起こったとたんに、


憂鬱な気持ちはなくなってしまったと言っていました。


つまり、憂鬱になっていた原因は、


「財布を落とした」


そのこと自体ではなく、


そこから自分が意識しだした気持ちなのです。


「損した、馬鹿だなあ」


「いろいろと面倒だなあ、どうしてあのとき注意しなかったんだろう」


という感じ方が、


一日中憂鬱にさせていたのです。


それがうれしいことが起こって


気持ちが盛り上がったとたんに、


財布のことはほとんど気にならなくなるのです。


財布を落としたという事実は変わっていないのに、です。


たとえば、つきあっていた人にふられて落ち込んでいても、


そのあとにもっと素敵な人が現れると、


前の人の面影は薄れることがありませんか?


当時は、「この人以外にはいない」と思いこんで悲しんでいたのに……、


人間の気持ちの力ってすごいですよね。


起きてしまった事実は変えることができませんが、



自分の気持ちは、100%自分で決めることができます。



どんなに裕福な人でも、


「まだまだ足りない」「寂しい、つらい」と思って暮らしていれば、


それは不幸になります。


恵まれているところを見ればものすごく幸せなのに、


足りないところを見たとたんに不幸に感じるのです。


これは、どんな状況の人でも同じです。


いつもマイナスの面を見ている人は、どんな良い状況になっても、


なにか不満のある人生になるのでしょう。


もし、今あなたが自分の前に起きている世界を


「つまらない」とか「楽しくない」「なんの意味もない」


というように感じているのであれば、


それはあなたの心がマイナスの面だけを眺めているからなのです。


まずは、小さなことにプラス思考をしてみてください。


プラス思考を始めると、


今まで気になっていた“どうでもいいこと”にイライラしなくなります。


イライラすることが減ると、


だんだんと「毎日楽しい」という意識に変わります。


その意識が積み重なると、


本当に楽しい大きなことを引き寄せてくるようになるのです。
 

 

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