先日、知合いの日本人マダムのドライバーさんが
我が家に物を取りにやって来た。
玄関のドアを開けるといかにも「面倒だぜ。」
って顔をして立っていた。
箱が数個有ると伝えたら小さく「チッ!」と
舌打ちして土足で入ろうとした。
小さな舌打ちを見逃すとして、土足は絶対に
許さなかった!使用人はインド人のお宅に
上がる時は必ず靴を脱ぐ。
土足で上がりろうとする行為は見下している
証拠だとインド人の友達に言われたことがある。
インドは、まだまだ女性の市民権が低い国。
そのためでしょうね、裕福なインド人マダムは
傲慢な態度とオーラをかもし出す!
男性に舐められないため、特に使用人レベルに
馬鹿にされないため。
喋り方から立ち方、仕草、全てが威圧的。
外国人のお宅で玄関を開けたのがマダム。
インドでは大抵の場合、使用人がドアを開けるが
このお宅はマダムが開けた。
「よし、俺さまは土足で上がる!」と、
思ったかどうかは、そのドライバーさんにしか
わからないが両ポケットに手を入れて
不機嫌そうにドカドカと入って来ようとした。
最初は、丁寧に…
「Shoes off please.」と、私は彼の前に立ち
彼の足元を見て言った。
が…無視するように突き進んで来た。
「SHOES OFF!!!」と、怒鳴る一歩手前で
押さえて言ったら後ずさりして靴を脱いだ。
この外国人マダムをなめんなよ!
そこにいた日本人マダムに…
「Hohoemiさんみたいに言えれば良いんだけど
なかなか言えないのよね。
だから、もう全て自分でやることにしてるの
使用人にお願いするのが億劫なのよ。」
その気持ちは、痛いほどよく分かる!
私も自分で出来ることは、何でも自分でやる!
小さな住宅トラブルもこの頃は自分で
直しているのだから。
今日も台所の給湯器から水が漏れていたが
レンチでキュキュッと閉めて直しました。
でも、さすがに段ボールを車までマダムが自ら
担いだら、確実に使用人に馬鹿にされてしまう。
「お手伝いさんMちゃんの入院事件」や
「心づけを頂戴事件」etc.
それ以来、我が家のドライバーさんBさんに
対して不信感を抱き続けているが
今回の一件で思ったことは…Bさんは
少なくとも靴は脱ぐし、舌打ちはしない。
そう考えると彼はまだマシなドライバーさんだ。
使用人との付き合い方は、本当に面倒だ。
同等の人間として付き合おうとすると
舐めてかかってくるか、馬鹿にした態度を取る。
常にガードを固めて生きるのは疲れる。
でも、これがインド。郷に入っては郷に従えだ!
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