病んでいる体で人を叱るのはしんどい!
しんどいが、私の責任だから出ない声を
振り絞ってお手伝いさんのMちゃんに
二発目の雷を落とした!
先月の31日に落としたばかりなのに
何故一週間で、また叱らなければ
ならないのだ!と、腹が立つ気持ちと
虚しさでいっぱいだった。
発端は、もう一つの職場で居眠りを
してしまったこと。
「マダムは大笑いをしたんですよぉ♪」
と、笑顔で話し始めた。
笑い事ではないと叱りました。
職場で居眠り!どうして居眠りをするのか
考えたのかと言いました。
「あなたが断食に力を注いでいて自分の
仕事に対してプロでないからでしょう!」
更に…
「あなたの仕事ぶりに満足していません!
この半年であなたは何を私学びましたか?
私はここで働く上で簡単な決まりを三つ
言いました。あなたは守れていますか?
一番大事な『時間を守る』ことが出来てない!
新しい事を学ぶ気持ちが全くない!
分からなければ質問をしなさいと何度も
言いましたが面倒だからしないでその仕事を
放棄している!」
…もちろん、下手な英語で言い訳を始めた
彼女の言葉をさえぎり私は続けた。
「あなたの仕事ぶりに全く見合わない
大金を私は払っています。
それをあなたは分かっているわよね!
子供2人にちゃんとした教育を与えたいと
願うあなたを応援したく払っています。
でも、馬鹿にされるのはごめんだわ。
よく話を聞きなさい!
このままでは私はあなたを首にしますよ、
約束の守れない人、やる気のない人は
私は必要ではないから。
以前にも言いました、いずれ私はインドを
離れますそれまでにちゃんと日本人好みの
仕事が出来るように教えますと。
でも、この半年間時間を守らせる事だけで
精一杯。他に何一つ学んでないでしょう。
教えようとしてもその場限り、はい、はい、
と返事をして自分のやりたいようにしている。
いつまでもお手伝いさんの仕事は続けられる
職業ではないのよ。日々老いているのだから
子供達を大学まで行かせたいのならしっかり
学んでプロのお手伝いさんになりなさい!
プロの仕事をすれば安定した収入が得られる。
貯金をして自分の老後のことを考えなさい!
泣き出したMちゃん。どこまで私の話が
通じているのかが分からないので…
「今週の木曜日にM氏(旦那様の会社の
ローカルスタッフ)が来ます。
彼と三人でちゃんと話しましょう。」
そう言って話を終えました。
ちゃんと約束した時間に来ますから、と
何度もMちゃんは言いました。
これが最後のチャンスだからね、と
心を鬼にして言いました。
自分の中で何処かの時点でMちゃんのことで
決着をつけないといけないと思っていたから
M氏には先週の週末にMちゃんについて
相談が有るとメールを出しておきました。
使用人とは割り切って付き合うべきだ
使用人に情が移ったらだめだ
使用人はこき使って始めてリスペクトされる
使用人は一人の人間として扱わない
このー年半、使用人との付き合い方で
いろんな人に散々言われてきたことだ。
一人の人間として扱わない…そんなことは
自分にはどうしても出来ない。
でも、インドは例外なのか?
どうすることも出来ないことなのか?
正直、自分の中ではまだ答えが出ていない。
…つづく
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