グルガオンやデリーで買い物に出かけると
どのお店でも店員さんがウジャウジャいる。
こんなに必要ないでしょう!
…って言いたくなる。
各アイルに数名、お会計、出入口にいる。
何をやるのかと言うと…
お客様のアテンド。
会計済みの品物を手さげ袋につめる、
じゃなくって手さげ袋に投げ込む!
出入口のセキュリティ チェック。
商品を棚に並べる、床のお掃除。
お野菜や果物は、計り売りなので
計って値札をつける、かご持ち…などなど。
ゆっくりと商品を見たり、比べたりしたいが
何人もの店員さんに監視されているようで
非常に息苦しいと言うか、気疲れする。
先日、商品をかごに入れて次のアイルに
進もうとしたら、店員さんが私の入れた
商品をかごから取り出し、違うブランドの
商品を入れてきた!以前にもやられたことだ。
黙ってその商品を彼女に突き返して、
彼女の手から商品を取り返した。
「マダム、こちらの方がいい!」と、言って
また取り換えようとしたので、
「あなたが買ってくれるの?」と、言うと
「いいえ!でも、こっちの方がいい!」
「あなたは、インド人のマダム達にも
同じことをするの?勝手に人のかごに手を
突っ込んで商品を取り換えるの?」
…無言。
「自分が同じことをされたら、どう?
自分が買いたい商品を取り上げられたら
気分がいい?」と、言ったが返事は無かった。
私はそのまま次のアイルへ進んだ。
この出来事を大家さんのSさんに話したら…
「本当にそんなことされたの?
私だったら怒鳴っていたわよ!」
「外国人だから舐められたかしら?」と
私が言うと…
「完全に舐められているね!インド人に
あんなことしたら店員は首が飛ぶよ!」
どの店に行っても店員さんは有り余るほど
居るのがよくわからないとSさんに言うと…
「とにかく、職を作らないと治安維持が
出来ないのよ。」と、言われた。
犯罪率を押さえるためにお店は決められた
数の店員を置くように政府から言われている。
どんな小さな仕事でもいい、お茶くみ、
床ふき、ハエ取り、扉の開け閉め…
とにかく働く場を作ることでインドは治安を
何とか保とうとしているのが現状だ。
カースト制度もまだまだ色濃く残っているから
そう簡単には上には上れない社会でもある。
どの国も多くの課題を抱えている。
でも、インドの抱えている課題は半端ない。
多くの可能性を秘めた国だけど先が長い!
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