根津美術館で展示中の燕子花図屏風を鑑賞してきました。
使っている色は本当に少ないし、緻密な画ともいえない。
なのに、どうしてこんなに生き生きとしてみえるのでしょう
たっぷりとした塗り方。
一双のうち、どちらが欠けても成立しないリズムある燕子花の配置。
そして、何より充分な余白
それにより、観る側は群生する燕子花の奥行きと広がりを想像することができるのでしょう。
光琳の天才的才能を感じずにはいられません
お点前は宗和流。
宗和流御好みの薄茶と塩野製の'顔佳草'を頂きました。
塩野さんが直前にお菓子をお届けされているのを目撃
出来立てのようで、とっても柔らかく美味しいきんとんでした
余白って重要ですね。
心にも余白を持って、拡がりと美しさを生みだしたいものです