>zakzak >八幡和郎 >日本人の試練 >”存在感のない日本外交〟 >岸田首相は「対米従属」で気前のいい「現金自動支払機化」 上川外相は外相会合で孤立 >20時間・
>日本は「経済は一流だが、政治は三流」と言われてきたが、安倍晋三首相の時代には「政権の安定性」と「首相の大活躍」で面目を一新していた。
>岸田文雄首相は、ジョー・バイデン米大統領と良好で、国賓待遇といわれる歓迎を受け、議会演説も良かった。
>ただ、「対米追従」と、気前のいい「現金自動支払機化」で昔の姿に戻って存在感がない。
日本からは金 (現実) は出るが意見 (非現実) は出ない。
>核廃絶への努力は、広島でG7(先進7カ国)首脳会議を開催したのが唯一の成果だ。
>グローバル・サウス重視というが、ウクライナとパレスチナで極端な対米従属外交では効果は上がらない。
自己の意思を表明すれば当事者・関係者となる。示さなければ傍観者にとどまる。日本人には意思が無い。だから常に傍観者にとどまっている。わが国は地球の上にあって、世界に属していない。
>欧米は、ロシアの勢力圏を取り上げることは東方十字軍以来の宿願だから見通しがないまま過度に強硬だし、イスラエルには歴史的な負い目があるからガザの惨状に弱腰だ。
>世界にとってはバランスを欠いて大迷惑だ。
>ウクライナ支援が、台湾や韓国の安全性を増すとは思えないから、台湾と韓国の議会選挙で与党が惨敗した。
>ウクライナのようになりたくないし、戦争がゆえの経済不振も敗因だ。
>北朝鮮によるロシアへの武器提供は性能の大幅向上に結びつきそうで、日韓だけでなく中国にとっても脅威だ。
>韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対する岸田首相の応援は正しいが、夫人の疑惑隠しを受けて尹氏が不人気なので効果は望み薄だ。
>ダメなのは、岸田首相だけではない。
>上川陽子外相は、外相会合の映像を見ても孤立している。
>一部メディアは持ち上げているが、外交で「活躍した」という話も聞かない。
>とても「首相の器」ではない。
>麻生太郎元首相のドナルド・トランプ前米大統領訪問は評価したい。
>公明党の山口那津男代表は、訪中や外交団との親密さで存在感を示している。
>また、支援団体である創価学会の原田稔会長は10日、かつて宗門からの難色でできなかったローマ教皇との会談を実現した。
>池田大作名誉会長の事実上の引退以来、滞っていた民間外交を再開している。
>野党も、立憲民主党の泉健太代表は就任以来、ベトナムや米ワシントンなどを訪問したが、存在感や成果はお粗末だ。
>政権を取るつもりなら、外交で即戦力であるべきだ。
そうですね。
>日本維新の会の馬場伸幸代表も、米ワシントンとニューヨーク、台湾などを訪問している。
>維新の地元開催となる2025年大阪・関西万博というチャンスを、外交面での政権担当能力として活用できるか注目だ。
>財界ミッションの中国訪問は再開した。
>しかし、個別の企業トップが世界の首脳と会談したとか、ダボス会議で脚光を浴びたという話は聞かない。
>天皇、皇后両陛下が6月下旬、国賓として英国を公式訪問される予定なのは喜ばしい。
>ただ、チャールズ国王とキャサリン皇太子妃が闘病中で、国賓訪問にふさわしい行事が可能か心配だ。
>皇后陛下のご体調から、平成年間のような活発さは難しいが、語学堪能な両陛下だけに、質が高く国益の観点から厳選された皇室外交を期待したい。
>(国士舘大学大学院客員教授・八幡和郎) =おわり