重要科目   | nogaのブログ

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>まいどなニュース   >社会人の約7割「学生時代にもっと勉強しておけばよかった」 社会人になって最も重要だと思う科目は?   >まいどなニュースの意見・   >4時間・   

>みなさんは、学生時代を振り返って、自身の勉強は十分だったと思いますか。   

>株式会社しんげん(東京都渋谷区)が運営する主婦向けの情報メディア『SHUFUFU』が、「学生時代の勉強」に関する調査を実施したところ、約7割の人が「学生時代にもっと勉強しておけばよかった」と回答しました。   

>社会人になった回答者が選んだ「最も重要だと思う科目」はどの科目が多かったのでしょうか。   

>調査は、現在、働いて給料をもらっている全国の2050代以上の男女200人を対象として、20244月にインターネットで実施されました。   

>調査の結果、全体の72.0%が「学生時代にもっと勉強しておけばよかったと思う」と回答。   

>一方、「過不足なくちょうどよい」は24.0%)、「勉強しなくても良かった」はわずか4.0%でした。   

>続けて、「社会人になって最も重要だと思う科目」を教えてもらったところ、ダントツの1位は「外国語」(47.5%)でした。   

>次いで、2位「国語」(25.5%)、3位「数学」(14.5%)と続き、少数派ながら4位には「何も重要ではない」(3.5%)がランクインする結果となりました。   

>それぞれの回答についてのコメントは以下の通りです。   

>【1位:外国語】   

>▽翻訳機能だと分からないことが多く、自分で語句の意味などを調べながら時間をかけて読んでいくしかありません。   

>せめて文章を読んで理解することができれば今ほど困ることはなかったと思います(40代男性)   

>▽医療職についたのですが、今は外国人の方も入院されたりと多いため、簡単中学校レベルではわかるけど、長く会話したりなどが難しく、お互いに伝えたい気持ちが伝えることができない(20代女性)   

>▽TOEICの点数が良かったためにニューヨークでの海外研修に早い年次で参加でき、臨時賞与ももらえた。   

>海外のお客様とのコミュニケーションをとる際には重宝され、会社のために貢献できているなと感じられた(30代女性)   

>【2位:国語】   

>▽資料の読解力に必要だと思う(30代女性)   

>▽文章力、漢字の読み書き、敬語など必要な事が多いです(40代女性)   

>▽文章を理解する、人の言っていることを理解するなどのベースはすべて自分が普段使っている言語にあると思うので 30代男性)   

>【3位:数学】   

>▽解くためには論理的な思考が必要でそれが仕事の役に立つから(30代男性)   

>▽エクセルなどの統計で数学の知識を使う機会が多かったから(30代男性)   

>▽金融機関の資金運用部に所属していたが、リスク量計算の数式を見た際に全く意味が分からなかった。   

>証券アナリスト試験にもチャレンジしたが基礎的な数学知識がなく断念した(40代男性)   

>【4位:何も重要ではない】   

>▽人との付き合い方が大事だと思うので勉強は関係ないと思います(50代以上男性)   

>▽あまり重要な科目は無くて、資格や社会での経験が重要だと感じてます(30代女性)   

>▽何も生かされていなく、英語ですら翻訳機能を使えばいいため(20代女性)   

>最後に、「学生時代の自身へのアドバイス」を複数回答で教えてもらったところ、「いろいろな事にチャレンジして」(56.5%)、「勉強以外のスキルも身につけて」(38.5%)、「時間を有効的に使って」(35.5%)といった回答が上位に挙げられたそうです。   

>   ◇  ◇   

 

英米流の高等教育は子供を大人にする為の教育である。思春期の到来とともに言語能力の発達する頃を待ってこの教育は行われる。英文法の中の時制 (tense) を活用して非現実の内容を文に表現する訓練である。子供には現実 (事実) ばかりがあって非現実(哲学・考え) がない。英米流の高等教育は子供から大人に変わる人間に哲学を獲得させようとする仕組みである。すると浅薄な人間が思慮深い人間に変身する。だからどこの国でも英語の高等教育に力を入れることになる。

日本語は現実の内容だけを表す言語である。哲学は非現実 (考え) の内容であるから、思考を停止している日本人には縁がない。日本式の判断だと、見ることのできる内容は本当の事である。見ることのできない内容は嘘である。だから現実ばかりの言葉 (日本語) を話す人が非現実を語る学習をすると常に失敗する。嘘(きれいごと) ばかりを語っていては学習に力が入らない。だから思考停止になっている。それで日本人は相変わらず無哲学・能天気の民となっている。わが国は英米流の高等教育の導入に失敗し続けている。何処の国も日本に我が子の高等教育の成果を期待する者はいない。  

今の地球はアングロ・サクソンの支配体制の下にある。個人の哲学が相手を引き付けて人々の尊敬を得る。アフリカ系米国人はアメリカの大統領になった。インド系英国人は英国の首相になっている。彼等の出世は高等教育の賜物である。

当の日本人の若者はいまもなお国内の序列競争にうつつを抜かしていて、教育内容の吟味などする余地はない。難関出身者が序列社会でどれほど優位に立つているかの話ばかりで持切りである。世界に関する注意力の不足で日本人は井の中の蛙になっている。国際社会で印欧語族の知識人を相手にして苦戦を強いられることになる。   

 

TBSブリタニカとブリタニカ国際大百科事典を作ったフランク・ギブニー氏は、自著 <人は城、人は石垣> の中で、我が国の作家について次の様な感想を述べています。

孤立は日本式スタイルを誇る詩人、随筆家はいうに及ばず、小説家において最も顕著である。これは外国人にとっては判断をはばかられる主観的な領域である。しかし文学界で最も尊重される文章が意味を省略し、あいまいさに富み、漢字をうまく使って読ませ、文法分析家を意気揚々と悩ます一種の「気分の流れ」であることは一般に真実である (私の思考パターンは取り返しのつかぬほど西洋的なので、私は自分がスラスラ読めるような日本語の散文は深刻なまでに文学的優雅さに欠けているにちがいない、という大ざっぱなルールをとっている)(引用終り)  

 

イザヤ・ベンダサンは、自著 <日本人とユダヤ人> の中で、言葉 (ロゴス) について以下のように語っています。

、、、、、 母親が子供に「チャント・オッシャイ」という場合、明晰かつ透明 (英語ならクリヤー) に言えということでなく、発声・挙止・態度が模範通りであれ、ということである。だが、クリアーということは、原則的にいえば、その人間が頭脳の中に組み立てている言葉のことで、発声や態度、挙止とは全く関係ないのである。 、、、、、 日本では、「その言い方は何だ」「その態度は何だ」と、すぐそれが問題にされるが、言っている言葉 (ロゴス) そのものは言い方や態度に関係がない。従がって厳然たる口調と断固たる態度で言おうと寝ころがって言おうと言葉は同じだなどとは、だれも考えない。従って純然たる会話や演説の訓練はなく、その際の態度と語調と挙止だけの訓練となるから、強く訴えようとすれば「十字架委員長の金切声」という形にならざるをえない。(引用終り)     

 

日下公人氏は、<よく考えてみると、日本の未来はこうなります。> の中で、日本人に関するW.チャーチルの感想を以下のごとく紹介しています。

日本人は無理な要求をしても怒らず、反論もしない。笑みを浮かべて要求を呑んでくれる。しかし、これでは困る。反論する相手をねじ伏せてこそ政治家としての点数があがるのに、それができない。

 それでもう一度無理難題を要求すると、またこれも呑んでくれる。すると議会は、今まで以上の要求をしろと言う。無理を承知で要求してみると、今度は笑みを浮かべていた日本人が全く別人の顔になって、「これほどこちらが譲歩しているのに、そんなことを言うとは、あなたは話のわからない人だ。ここに至っては、刺し違えるしかない」と言って突っかかってくる。

 英国はその後マレー半島沖で戦艦プリンスオブウェールズとレパルスを日本軍に撃沈され、シンガポールを失った。日本にこれほどの力があったなら、もっと早く発言して欲しかった。日本人は外交を知らない。(引用終り)     

 

宮本政於の著書〈お役所の掟〉には、官僚絶対主義のことが出ている。以下は、著者(宮)と厚生省幹部(幹)との会話である。

宮「憲法に三権分立がうたわれているのは、権力が集中すると幣害がおきるから、との認識に基づいているのでしょう。今の日本のように、官僚組織にこれだけ権力が集中すると幣害もでてきますよね」、幹「ただ、日本はこれまで現状の組織でうまく機能してきたのだ。それによく考えてみろ。いまの政治家たちに法律を作ることをまかせられると思うのか。そんなことをしたら日本がつぶれる」、「日本の立法組織にそれほど造詣(ぞうけい)が深くないのですが、私も認めざるをえません」、「そうだろう。『やくざ』とたいしてかわらないのもいるぞ」、「私もテレビ中継を見て、これが日本を代表する国会議員か、と驚いたことがなん度かあります。とくに、アメリカとか英国とは違い、知性という部分から評価しようとすると、程遠い人たちが多いですね。でも中には優秀な人がいるんですがね」、「政治は数だから。いくら優秀なのがひとりふたりいてもしようがない。ある程度の政治家たちしかいないとなれば、役人が日本をしょって立つ以外ないのだ」(引用終り)    

 

マッカーサ元帥は1951年5月5日の上院合同委員会で日本人を以下のように評していました。  

‘もしアングロ・サクソンが人間としての発達という点で、科学とか芸術とか文化において、まあ45歳であるとすれば、ドイツ人もまったく同じくらいでした。しかし日本人は、時間的には古くからいる人々なのですが、指導を受けるべき状態にありました。近代文明の尺度で測れば、我々が45歳で、成熟した年齢であるのに比べると、12歳の少年といったところ like a boy of twelve でしょう。’ (ジョン・ダワー 増補版 敗北を抱きしめて )  

マ元帥の発言はどの駐日大使よりも率直でしたね。外交辞令がない。彼は知日派の人であった。     

 

我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英文法にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。     

 

『有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。 このための具体的な政策課題として (1)英語を第2公用語にする (2)定住外国人に地方参政権を与える (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す―の4点を提案したいと思います。』 (茂木敏充外務大臣)