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ほはばが業界の方に続いて一般企業の方々からも学ばせてもらおう！というブログ。
今日のテーマは「ものづくりの町・長岡の新たな取り組み その2」
ものづくりの町・長岡の将来を見据えた取り組み3点のうち、今回は3点目のご紹介です。
③長岡を「パワエレ」の集積地に
2022年7月には、CO2削減に直結する省エネ技術である「パワーエレクトロニクス」振興のため、「長岡パワーエレクトロニクス研究会(会長=伊東淳一長岡技術科学大学教授)」が設立されました。
パワーエレクトロニクス (パワエレ) は、効率よく電気を変換することや制御する技術であり、エアコンや冷蔵庫、 パソコン、スマートフォンなど、電気を使うあらゆる機器に必要不可欠とされます。
電力を消費する機器の効率を高めることは発電に係るエネルギーを削減することとなり、二酸化炭素の排出削減にもつながるため重要な技術。
長岡市には、長岡技術科学大学、長岡造形大学、長岡大学、長岡崇徳大学と長岡工業高等専門学校の4大学・1高専が立地しており、最先端工学から産業デザインなど多様な分野で相互に連携し、産業振興にも取り組んでいます。
なかでも、長岡技術科学大学は、パワエレに関する研究室を六つ持ち、電力変換、モーター、制御理論など、ほぼすべての基本技術を複数の教員がカバ―しているほか、パワエレを学ぶ学生が100人を超え、修了生によるべンチャー企業が立ち上がるなど、国内最大のパワエレ研究拠点として知られています。
23年9月には、長岡パワーエレクトロニクス研究会として第2回となる技術発表会が行われました。
長岡市内のパワエレ関連企業紹介のほか、全国のパワエレ関連企業が最新技術、応用商品を紹介。
㈱村田製作所、㈱ジェスクホリウチ、富士電機㈱、日本電計㈱、岩崎通信機㈱が登壇しました。
市は、パワエレ拠点としての知名度向上とあわせて、企業誘致とベンチャー企業設立を後押しすることで、「人材(学生)の集積」と「企業の集積」の好循環を狙います。
長岡市に根付く「米百俵」の精神と市のものづくりに対する強みを生かした取り組み。
楽しみな動きです。
ほはば飯塚