第九百四十一回 税理士業務を考えるブログ~奥入瀬渓流の魅力と歴史~ | ほはば こんな会社です!

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今日のテーマは「奥入瀬渓流の魅力と歴史」

青森県を代表する景勝地の奥入瀬渓流。


新緑から深緑、紅葉、そして滝と湧き水が凍ってできる氷瀑など、その季節によって幻想的な景色を楽しむことができます。
 

奥入瀬渓流を形成する奥入瀬川は、十和田湖から流れ出る唯一の川で、十和田湖畔・子ノ口から焼山までの約14キロメートルが奥入瀬渓流と呼ばれます。
 

ここには、カツラやトチノキ、ブナなどの樹木や、カモシカ、ツキノワグマなどの野生動物のほか、両生類、爬虫類、鳥類など多くの生物も共存。
 

また、奥入瀬渓流を説明するうえで欠かすことができないのが十和田湖。
 

十和田湖の歴史は約20万~15万年前にさかのぼります。
 

当時の火山活動によって中央部が陥没、約1万5千年前の巨大噴火によって窪地に水が溜まったことで、現在の十和田湖の原型となるカルデラ湖が形成されました。
 

その後、大洪水の発生により外輪山の一部が決壊し、長い年月をかけて深い谷を作り、やがて奥入瀬渓流になったと言われています。
 

近現代では1903年に林道が整備され、08年に詩人で紀行作家の大町桂月が奥入瀬渓流を訪れた際の紀行文を発表したことで十和田・奥入瀬の名が全国に知られるように。
 

「住まば日本 遊ばば十和田 歩きゃ奥入瀬の 三里半」
 

これは、大町桂月が十和田・奥入瀬の魅力を詠んだ一首で、紀行文を読んだ当時の皇太子(後の大正天皇)が「十和田湖を鑑賞できないか」と言ったほど影響力の大きい人でした。
 

28年に、十和田湖・奥入瀬渓流は名勝、天然記念物に指定され、53年に建てられた「乙女の像」(作・高村光太郎)は誘客にも大きく寄与し、現在でも十和田湖のシンボルとなっています。
 

そのような奥入瀬渓流の観光資源として密かに人気を博しているのが「苔(コケ)」。
 

奥入瀬渓流には日本で約1800種類あるコケのうち300種類以上が生息しています。
 

夏には太平洋側から流れ込むやませ、冬には雪で水分量が豊富であり、さらに多くの滝が存在することで安定した水流が生まれ、コケや草木が育ちやすい環境となっているから。
 

2023年には「日本の貴重なコケの森」に選定され10年を迎え、「苔の日」として制定されている8月10日には「おいらセッション」も開催されました。
 

奥入瀬渓流唯一のリゾートホテル奥入瀬渓流ホテルでは、コケを観察する「苔さんぽ」も人気を博しており、ルーペ越しにデザインや色、手触りを通して奥入瀬渓流の生態系や歴史が感じられます。
 

さらに周辺では、コケ玉づくり体験や、ホテルでのコケスイーツの提供など、コケにまつわるアクティビティも充実。
 

観光地としても高い人気を誇る十和田湖・奥入瀬渓流の、新たな観光資源として注目される「コケ」。
ちょっと意外です。
 

ほはば飯塚