第七百九十一回 税理士業務を考えるブログ~ぱちんこ業界動向~ | ほはば こんな会社です!

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今日のテーマは「ぱちんこ業界動向」

近年のパチンコホール倒産のピークは、2007年および08年の72件。

規制強化の煽りを受け、入れ替えに伴う資金負担に耐えられなかった会社が、大小問わず倒産に至りました。

近年の規制強化でも倒産増加が懸念されていて、パチスロ機における6号機への移行時期の16年の13件以降は同年を底に、17年は21件、18年は26件と徐々に増加傾向でした。

こうしたなか、20年以降、新型コロナウイルスの感染が拡大。

外出自粛など飲食店やホテル・旅館への影響が大きく報道されましたが、同じく集客に苦戦したパチンコホール各社は業績を落としました。

一方で、資金繰り支援を目的とした実質無利子・無担保の制度融資など各種資金繰り支援策が実行され、各事業者の資金繰りは大幅に改善。

倒産件数は、20年は17件、21年は16件と減少に転じていました。

しかし、ここにきて潮目が変わりつつあり、22年8月時点で、倒産件数はすでに昨年の16件を超え18件を記録。

これまでの倒産減少傾向から一転、増加の兆しが見え始めており、09年以来の30件超えの可能性も出てきました。

また、今年5月には有名パチンコメーカーの㈱高尾が民事再生法の適用を申請。

著名なアニメなどを題材としたシリーズを手がけ、近時のピークである02年12月期には年売上高約240億8300万円を計上していましたが、製品開発などで借入金が膨らみ収益面は低調となるなか、近年のコロナによる受注減が追い打ちとなりました。

パチンコメーカーの倒産はホールに比べて少なく、ホールの休業や倒産が注目されがちですが、有名メーカーが資金繰りに窮する事態に陥ったことも、業界全体の厳しさを表す大きな出来事となりました。

市場規模は縮小傾向にあるぱちんこ業界ですが、現在も日本国内において指折りの業界規模を誇っているのは間違いありません。

射幸性を含め、業界全体で取り組まなければならない問題は山積していますが、それぞれの企業が時代に即した対応を行っていくこと、アフターコロナを見据えて対策を取っていくことが、今まで以上に重要となりそうです。

ほはば飯塚