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今日のテーマは「鹿沼が「シウマイ」でまちおこし」
栃木県のご当地グルメといえば宇都宮の「餃子」が有名ですが、宇都宮の隣町である鹿沼市では、今「シウマイ」が盛り上がりを見せています。
なぜ鹿沼でシウマイなのか。
シウマイといえば横浜の「崎陽軒」がまず思い浮かぶと思います。
実は、その初代社長である野並茂吉氏が鹿沼市出身だったのです。
しかも、シューマイではなく「シウマイ」という独特の表記は、その野並初代社長が〝栃木なまり〟で発音したことに由来して、この表記となったようです。
それ以来、崎陽軒ではこの表記に統一し現在に至ります。
今回の取組みを主導したのは鹿沼商工会議所。
そのアクションは2020年4月にさかのぼります。
「かぬまシウマイ」をメジャーにするための仕掛けとして、崎陽軒の公認のもと、シンボルとなる「シウマイ像」をJR鹿沼駅前に設置することを企画。
東京藝術大学との提携のもと同大学の石井琢郎氏に制作を依頼し、21年9月に除幕式を迎え、 正式にお披露目となりました。
このイベントがムーブメントとなり、多くのマスコミが報じてブームに火がつきました。
一方では、鹿沼シウマイマップやのぼり旗の作成、 アウトドアイベントや各地で開催される食の展示会へのブース参加などを次々と行うほか、崎陽軒の協力のもと「おいしいシウマイ講座」を会員企業向けに開催するなどの一連の取組みによって、参加企業・店舗の一体化が図られ、さらなる広報活動の推進につながったのです。
様々なイベントを通して、少しずつ手応えを感じるようになり、今や56軒の仲間が参加するまでに。
機運が高まってる今、ぜひ鹿沼シウマイを現地で。
ほはば飯塚