第七百四十二回 税理士業務を考えるブログ~半導体都市熊本 その2~ | ほはば こんな会社です!

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今日のテーマは「半導体都市熊本 その2」

半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC社)が熊本県に工場を新設するというニュースを受け、熊本県、周辺自治体の動きが加速しています。

2021年11月、熊本県は「半導体産業集積強化推進本部」を設置し、推進本部の下には具体的な取り組みを議論するプロジェクトチームを設けました。
人材の確保や交通渋滞などの課題に対応する組織になります。

熊本市、合志市、菊陽町、大津町、八代市も推進本部を設置。

さらに、熊本大学も専門人材育成の拠点として半導体分野の研究を加速させるため、 「半導体教育・研究センター」 を2022年4月に大学院先端科学研究部に設置することを明らかにしました。

一方で、県外の製造業を中心に、用地などに関する問い合わせが増えており、TSMCへのサプライヤーなどの新たな企業の進出が想定されます。

現在、熊本県および周辺自治体の工業団地などにおいて、10ヘクタール超の空き用地は2カ所しかありません。

一般的に、用地開発には様々な手続きが必要で5年~6年程度の期間が必要となるため、空き用地が埋まってからの開発ではニーズに対応できない可能性があり、早急な対応が必要です。

企業側が必要とする土地の広さなどに応じ、周辺自治体が連携しながら、新たな候補地選定、用地確保に取り組まなければタイミングを逃してしまう恐れも。

また、地元企業からは、人材確保に関する課題として、新たな人材採用と従業員の転職の2点において、不安の声が上がっています。

この課題については、今回の件により新たな就職の選択肢を得たことを生かし、豊富な理工系人材の県内就職率のさらなる改善を図ることで解決の可能性が高まりそうです。

熊本には前述のような経緯からソニーやルネサスエレクトロニクスなどの半導体工場、製造装置で高いシェアを持つ東京エレクトロンの拠点も立地・集積する中で、TSMC社の日本初となる工場を熊本県に建設することの意義は全国的にも大きいです。

今後、素材や部材の供給などで熊本を中心としたサプライチェーンの構築が進むとみられることから、半導体産業が県内の基幹産業として大きく成長することが期待されています。

阿蘇の力がこんなところにも。
自然が地域の中心になっています。

ほはば飯塚