第七百三十三回 税理士業務を考えるブログ~コロナ禍で好調、100均市場 その1~ | ほはば こんな会社です!

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今日のテーマは「コロナ禍で好調、100均市場 その1」

100円ショップの売り上げが伸び続けています。

大手5社を中心とした2020年度の100円ショップ業界の売上高は9千億円を突破。
大手5社の店舗数も10年間で4割増の7900店を数え、ともに過去最高を更新。

大手各社が引き続き積極的な出店攻勢を続けたことに加え、コロナ禍の外出自粛やテレワークを背景に、キッチン用品から日用品、インテリア用品、文房具など、幅広い品ぞろえでニーズが急拡大。

大手家具店やホームセンターなどと同様に、こうした巣ごもり需要を取り込みつつ、ファッション性や実用性に優れる「コスパの高さ」がコロナ禍の消費者に受け入れられたことが、100円ショップの人気が改めて高まる大きな原動力となりました。

ファッション性の高い雑貨で女性顧客層に人気のセリアは、「100円ショップとしての魅力を追求する」をテーマにした商品開発に注力したほか、採算性を重視した出退店、セルフレジの導入などを進めています。

その結果、営業利益率は上場3社のうち最も高い10%台と、100円でも高い利益を生み出すビジネスモデルを確立しており、通期売上高は過去最高を更新する2130億円を見込んでいます。

キャンドゥは、マスクなど衛生関連商品の販売が好調。
外出自粛などを背景に都市部の店舗で売り上げが減少し、出店先のテナントにおける営業時間短縮が業績を下押ししたものの、増収を維持。

ワッツは、上場大手3社の中で唯一の減収減益でした。
同社は生活雑貨を中心に100円以外の商品導入を進めるほか、おしゃれ感を演出した店舗づくりなどで他社と差別化。

100円のアイテムには不向きと言われてきた通販事業にも進出しており、国内事業は概ね好調。
ただ、新型コロナの感染拡大による海外店舗休業の影響が残り、通期の売上高としては減収減益となりました。

今後も消費者の根強い節約志向と、コスパの高いアイテムへの支持を背景に安定した成長が続くとみられます。

ただ、100円ショップ1店舗当たりの月間売上平均は、都市部などで同業や自社ブランド間での顧客獲得競争が激化していることを背景に、過去5年間はほぼ横ばいで推移。

店舗数と来客数の増加によって成長が支えられてきたビジネスモデルには飽和感が出てきました。

また、海外に製造工場を多く有することから、物流面で燃料価格の上昇・円安の影響を受けやすくなっています。

国内でも、人手不足による従業員の賃金上昇といった課題もあり、 薄利多売モデルの100円ショップにとっては成長への大きな重荷となっています。

次回は300円均一市場への対策について。
ほはば飯塚