業界を良くするために
世の中をよくするために
ほはばが業界の方に続いて一般企業の方々からも学ばせてもらおう!というブログ。
今日のテーマは「大学コンソーシアム京都」
大学のまちとして知られている京都。
京都市は人口に占める学生の割合が約1割と、人口に占める比率としては全国1位です。
そんな京都ですが、1980年代後半に18歳人口が増加したことによって、大規模私立大学が校舎拡張を目的に京都市街にキャンパスを移転した際に危機感を持ち、大学振興を市政の重要な柱の一つと位置付け。
その政策の一つとして1993年に「大学のまち・京都21プラン」を策定、翌年には全国初の大学間連携組織である「京都・大学センター」(現・大学コンソーシアム京都)を設立しました。
現在、大学のコンソーシアム組織は全国に48ありますが、その先駆けです。
コンソーシアムの事業として、大学間の単位互換制度、世界遺産である仁和寺や清水寺などと提携した課題発見・解決型学習、社会人向けの生涯学習事業などを行っています。
大学と連携したインターンシップも行っており、就職活動の一環としてではなく、大学教育の一環と位置付けていることが特徴になっています。
これは制度開始から21年間で約9300名の学生が参加する取り組みになっており、文部科学省からも特色ある大学教育支援プログラムに選定されるなど高い評価を得ており、全国の大学がインターンシップを始めるモデルになりました。
最近はIT企業が人材供給地としての京都に注目して拠点を構えるなど、企業の進出も進んでいます。
今後も京都ブランドを高めるために中心的役割が期待される大学コンソーシアム京都。
どんな展開がされるのか注目です。
ほはば飯塚