ニーグリップについての解剖学 | ほぐリッチ整骨院ブログ

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埼玉県川口市芝中田、蕨駅で整骨院を営んでおります。整骨院からのお知らせや、趣味のバイク(GB400TT)、二児の子育て、ボクシング、日常生活をブログに書いてます。
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こんにちは、ほぐリッチです!


昨日は休日でバイクの練習をしましたが、内ももの内転筋が軽い筋肉痛です(^_^;)

ニーグリップを意識していたからだと思います。


では、今日はニーグリップを柔道整復師の視点から解剖学的に考えていこうと思います(^_^)





☆ニーグリップとは?

ニーグリップとは、膝で握ると直訳できますが、
タンクを膝で挟んで安定化させることです。

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オートバイは、「人車一体」と言われていてライダーとバイクは一体にならないといけません。

これが、膝とタンクが離れてしまうと、バイクとライダーの挙動がバラバラになってしまい、不安定になってしまいます。

また、下半身でニーグリップにより車体をコントロールすることにより、上半身の余計な緊張がなくなり、車体を傾けられることができます。



☆どこの筋肉を使うの?

タンクを挟むという動作は、股関節の内転と内旋という動作です。
それらの運動に作用する筋肉は「内転筋群」といいます。

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内転筋群は、 

恥骨筋、長内転筋、短内転筋、大内転筋、薄筋、外閉鎖筋から構成されます。

自分の軽い筋肉痛も、この内転筋群の筋疲労からくるものです(;´д`)



☆ニーグリップが出来ない原因

ニーグリップをしようとしても、上手く出来ない(>_<)

という話を何度か聞いた事があります。

正しくニーグリップ出来ている時は、

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写真のように、つま先と膝が正面を向きます。


上手く出来てない場合は、

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つま先と膝が外側を向いてしまいます。



意識して内側に閉じようとしても出来ないという方は、臀部の筋肉やモモの裏側のハムストリングスの柔軟性の低下が考えられます。

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臀部の筋肉は内転筋群と逆に、
外転・外旋させる筋群なので、股関節を閉じたくても閉じれなくなって、
ガニ股・O脚になってしまいます(>_<)


また臀部、ハムストリングスが硬いと骨盤を後傾に促してしまい、
骨盤後傾になると、アウトフレアと言って、
広がってしまい、その運動連鎖で股関節も外転・外旋してしまいます(;´д`)

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また、体幹を支える筋肉の働きが悪いと、骨盤が後傾しやすくなります。



ようするに、お尻の筋肉や、モモの裏が硬くなるとガニ股になってしまい、
ニーグリップしたくても出来なくなってしまいます(;ω;)

改善するためには、ストレッチで筋肉を柔らかくする事が効果的です。


臀部のストレッチは、こちら

ハムストリングスのストレッチは、こちら

体幹のトレーニングは、こちら


以上、ニーグリップについて柔道整復師の視点から解剖学的に考えてみました(^O^)