先月に修理に出していたIC-705が、アイコムリペアセンターさんから返却されてきました。

やはりSENDのスイッチング素子がヤワだったみたいで、修理依頼が多かったようで、仕様変更の上、無償修理となりました。

 

前回の記事

 

 

 

今回の取説の訂正文書も添付されてきました。

 

 

要約すると

 取説には定格 16V 0.5A でしたが、0.2Aに訂正するというものです。

また、ICOMさんからは対応として

 ①リニアのリレー(PTT端子)に逆電圧吸収のためダイオードを入れて欲しい

 ②GNDはアンテナや電源系を経由するのではなく、SEND端子のGNDを使用すること

とのことでした。

 

ただ、新しい仕様を見るとやはり弱いデバイスでリレーをカッチャンカッチャンと動かすのはなんとなく怖いので、フォトカプラーをかまして保険をかけることにしました。

 

フォトカプラーは東芝のTLP-241Aを使うことにしました。秋月で1個140円です。

 

 

TLP-241Aのデータシートです。

https://toshiba.semicon-storage.com/info/TLP241A_datasheet_ja_20200204.pdf?did=14240&prodName=TLP241A

 

 

超簡単です。リニアを使うときはIC-705は当然外部電源を使用する時なので、フォトカプラの駆動電源はここから取ることにしました。尚、LEDの制限抵抗は2KΩにしてます。

 

地元のハンズマンでタカチの小さいプラスチックケースを売ってたので120円で買ったのですが、ちょっと小さすぎて苦労しました(笑)

 

 

この中にφ3ステレオプラグメスジャックとフォトカプラと4方向の配線を入れる訳ですのでちょっと苦労しました。

まぁそれでも無事完成しました。テスターで予め動作を確認しておきます。

 

 

プラケースの右端の黒い穴はリニアからくるPTT端子です。まぁ、良い感じに出来上がりました。

さて、IC-705と50MHz 50Wリニア HL-66Vとつなげてみました。

 

 

おぉ、今度はきちんと動作してくれました。(チェック時はダミーロード使ってます)

めでたしめでたし!