読売テレビは開局55年を迎えます
これを記念して作られたドラマ試写会に行って来ました~
『お家さん』
~以下ネタバレ含みます~
明治、大正、昭和と激動な発展を遂げた日本。
そんな時代に、国民の暮らしのために「商売」を大きくし、
一軒の砂糖問屋から、世界に股をかけた
総合商社へと奇跡のような発展を遂げた神戸にあった「鈴木商店」。
創設当初は10名ほどの従業員からはじまり、
砂糖や樟脳等の生活必需品を扱っていたが、
じょじょに鉄網から船舶まで幅広い商品にまで拡大し
取引相手は日本のみならず世界中。
日本一の年商を誇り、世界にその名を轟かせた巨大商社である。
そして、この巨大商社を作り上げたのは、
一人の女主人・鈴木よねと番頭・金子直吉だった。
世界を見渡しても未だ女性の社会進出がなされていない時代にあって、
鈴木よねは世界各国にいる2万5千人もの社員のTOPに立った。
強い絆と信頼で結ばれた番頭・金子直吉と共に「鈴木商店」を日本経済史上、
稀に見るスピードで日本一の企業に成長を遂げさせたのである。
金子直吉は、一生を彼女に捧げ、次々と新しい会社を立ち上げ、
後に日本経済の怪物と呼ばれる事になる。
この物語は、鈴木よねと金子直吉が成し遂げた
「奇跡の航海」を描いたヒューマンドラマである。
『鈴木商店』という名も、原作本があることも知らず見に行きました
でも 名高い俳優陣の演技と、鈴木商店の興亡、
日本の近代史が描かれ内容に吸い込まれました。
現代でこそ男女平等なんて言われている世の中だけど。
当時はそんなこと想像だにしない時代。
女性が当主をすることは珍しくもあり、どれほど困難だったか。
そんな中、よねは実際の経営は番頭に任せて一切口出しせず
裏方で鈴木商店を支えることに徹して店を大きくしていく。
番頭直吉の経営指針に、疑いもせず惜しまずに金を出し、
経営不振の時には外に頭を下げるという姿勢は
本当に懐が広く、尊敬にも値する女性像
まるで船舶を作っていたこの鈴木商店の
大地、でなく広~い海のような存在に感じました
試写終了後に、鈴木よね役を演じた
天海祐希さんのトークショーもあったんですが
撮影中に天海さんと番頭役の小栗旬さんが
「よねと直吉はどうしてこんなにも信じ合えたのか」と談義したそうで。
小栗さんが「当時は通信機器がなにもない時代。
一度外に出たら帰って来ることを信じて待つのが
当然だったんじゃないかな」ということを言っていて、
天海さんも至極納得したという部分に共感しました。
余談ですが、天海さん、顔がとっっっても小さくて、
凛とした顔立ちで、全身がスッとしてて本当に綺麗
9等身くらいだったーーーー
後ろ姿も引き締まってて、マネキンみたいだったよっ
5月9日(金)夜9時から放送。
ぜひともご覧になってみて下さい