こんにちは、内科医 ひとちゃんですニコニコ
 
例年の梅雨に入る時期からは少し遅れていますが、今週ぐらいには
「梅雨入り」となるのでしょうか
湿度の高い曇りのお天気の休日の午後となっています
 
皆さまの体調は、いかがでしょうか?
 
 


さて、先日は面白いニュースがありました

 

アルツハイマー病の治療薬 「アデュカヌマブ」が、 米国などに続き日本でも承認申請されたというのですね

 

米国食品医薬品局(FDA)では、既に承認されたのですね

「バイオジェン」と「エーザイ株式会社」が共同申請を行い、承認されたということになります

 

日本国内では・・・と言いますと

日本での承認について結論が出るのは年末ごろになるという見方があるります

 

厚労省の関係者は「米国のFDAでOKが出た状況であっても、日本でもOKとはならない。再度、日本国内できちんと審査する」という方針を出しているようです

 

 

アルツハイマー病の世界初の根本治療薬 (疾患修飾薬)となり得るとされる「アデュカヌマブ」とは、どのような薬なのでしょうか?

 

まず「認知症(にんちしょう)」とは、どのような状態なのかと言いますと・・・思考力、記憶力、論理的推理力機能や行動能力などの「認知機能」が、日常の生活や活動を妨げる程度にまで失われる状態を指します

 

アルツハイマー病とアルツハイマー認知症は、同じ病態を示す言葉です(以下、アルツハイマー病)が、この疾患の原因としては諸説あリますが・・・次のように説明されることが多いですね

 

アルツハイマー認知症の発症の原因としては、「アミロイドβ」や「タウタンパク」というたんぱく質が異常に蓄積することが考えられています

 

これに伴い脳神経細胞が損傷したり、神経伝達物質が減少したりして、脳の全体が萎縮して引き起こされると考えられているのですね

 

アルツハイマー性認知症の新薬「アデュカヌマブ」は「アミロイドβ」 を除去する抗体製剤なのですね

この作用により、「アミロイドβ」の脳内レベルを下げる 働きがあ流ことになります

 

「アミロイドβ」は健康な人の脳にもあるタンパク質 なのですが、通常は短期間で排出されます

 

ところが、何らかの原因により「アミロイドβ」が脳内に蓄積するようにな ると神経変性が起こり、神経細胞が死んで脱落してしまう

これが続きますと・・・ アルツハイマー病の症状が出てくることになるのですね  

 

「アミロイドβ」の蓄積は、アルツハイマー病と診断される20 年前から始まるといわれているそうで、進行がゆっくりですから

早期発見して、治療を行なっていけばアルツハイマー病の発症は予防できるかもしれませんねウインク

 

 「アデュカヌマブ」が、国内で新薬として承認さえることになれば、アルツハイマー病に移行する軽度認知障害(MCI) やごく早期のアルツハイマー病が対象となりますね

 

なので、「アデュカヌマブ」有効に使われるためには、MCI以 前の段階でアルツハイマー病の原因物質アミロイ ドβの蓄積をチェックし、アルツハイマー病に移 行するリスクが高い人を見つけ出すことが必須となりますがね

 

 

アルツハイマー病の徴候があっっても発症せずに寿命を全うできる可能性も出てくるわけで、ポストコロナの時代は

「ア ルツハイマー病」も根治可能な病気となるかもしれませんねウインク

 

素敵な1週間をお過ごしくださいキラキラ

 

 

それでは、またバイバイ

 

<ブログ後記 >6月15日

関東地方も昨日、梅雨(つゆ)の季節に入ったようです。

 

夏のような爽やかな日もありましたので、今年は梅雨がなかなか来ないなあ〜なんて思っていたのですが、実際には

例年よりも7日遅いだけだとか爆  笑

 

今回は、6月7日に米国のFDA(食品医薬品局) で承認を受けたアルツハイマー病の新薬「アデュカヌマブ」についてのお話をさせて頂きました。この薬剤は「ヒトモノクローナル抗体」という種類のものに

なります。

これは、簡単に言いますと・・・ ヒトの1種類の「B細胞」から作った抗体ということであることを示しています。

「B細胞」は、免疫細胞の一つですね。

 

関節リウマチなどの自己免疫疾患領域においても、既に「ヒトモノクローナル抗体」であり、自己免疫疾患の炎症反応に関わる中心的なタンパク質であるTNF(腫瘍壊死因子:Tumor Necrosis Factor)を中和することにより、病気の活動性を低下させる効果があります。

 

なので、「モノクローナル抗体」を用いた薬剤は、とくに目新しいわけではないのですね。

 

では、「アルツハイマー病」とは、どのような疾患なのでしょうか?

 

いわゆる「認知症」のうち、高頻度に認められる原因であり,「アルツハイマー病」は者の認知症の60~80%を占めるとされます。

 

米国では、65歳以上の人々の10%がアルツハイマー病を有すると推定されており、その有病率は加齢とともに上昇するとするとされます。

 

・・・なので、極めて、稀(まれ)な疾患ではないということのなりますね。

 

では、「アルツハイマー病」の発症原因は、どのようなものなのでしょうか?

 

これには諸説ありますが、最も有力な説は、以下のようなものとなります。

 

脳のいたるところに「βアミロイドの沈着」と「タウ蛋白」からなる神経原線維変化が生じ、もともとは健康であったニューロンが、次第に効率よく機能しなくなっていきます。

 

そして、時間の経過するとともに、ニューロンは相互に機能して連絡し合う能力を失い、最終的には死滅してしまうのですね。

 

アルツハイマー病の新薬「アデュカヌマブ」は、「アミロイドβ」を取り除く薬で、神経細胞が壊れるのを防ぐことでアルツハイマー病が進行するのを抑える効果があると期待されているのです。

 

一方で、「アミロイドβ」を取り除くことができても一度壊れてしまった脳の神経細胞を元に戻すことは難しいことから、治療はできるだけ早い段階で始める必要があるとされています。

 

まだ、日本では未承認ですが、これからの時代の「認知症」の医療は

いかに早い時期に「アルツハイマー病」と確定診断をするか?ということが重要になる時代となります。

 

早期発見が予後を改善するということは、自己免疫疾患のひとつである「関節リウマチ」でも言われることですが、「アルツハイマー病」もできるだけ早く、その疾患を疑うこと、そして、確定診断をすることが最重要の課題となるのだと思いますね。

 

調べてみると・・・「アルツハイマー病」の特殊検査も多くあるようでして、「アルツハイマー病」に対する新しい治療が取り入れられる

環境は、既に整っているように感じるのは、私だけでしょうか?

 

 

今回も最後までお読み頂きまして

ありがとうございましたお願い

 

 

(アトレ竹芝の風景:筆者撮影)

 

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  元 順天堂大学 膠原病リウマチ科 准教授   

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