こんにちは、内科医 ひとちゃんですニコニコ


昨日、そして、日曜日の今日も

冷たい雨が降り続いています


暦(こよみ)に目を移すと

二十四節気(にじゅうしせっき)では

「大寒(だいかん)」であり


七十二候(しちじゅうにこう)では

明日から「水沢腹堅( さわみずこおりつめる)」となりますね


沢に氷が張りつめて、そこを流れる水も凍りついてしまう季節ということでしょうかね



なんとなく、納得できるなぁ〜なんてね爆笑


皆さまの体調は、いかがでしょうか?




さて、新型コロナウイルスの話とすれば・・・


日本国内のこれまでの死亡者が、中国のそれを越えた

英国の変異した新型コロナウイルスは、感染力が70%程度高く、死亡率も高い可能性がある


南アフリカの新型コロナウイルスは変異が生じており、ワクチンが無効である可能性がある

ドイツのメルケル首相は、国民に対し、N95マスクを着用するように勧めた

・・・などと海外のニュースが連日、伝えられます

一方、日本国内では、のんびりムード・・・のように見えてしまうのは、私だけでしょうか?


いかに早く、人々に新型コロナウイルスのワクチンを投与するか

或いは、新型コロナウイルスの変異に対して、現在のワクチンが無効となった際にどうするか

経済的な危機を乗り切るために・・・

新しい理論である新・金融理論「モダン・マネタリー・セオリー(MMT)」には、各国の反応は懐疑的な立場であったが、新型コロナウイルスによる経済的な危機を克服するために、それに近い金融政策を取りはじめている

・・・などというニュースもあり

ひょっとすると・・・新型コロナウイルスの世界的な蔓延は、遺伝子レベルに目を向けた新しい医療や
感染予防などの公衆衛生学、そして、新しい経済の形態をすべてを飲み込みながら、その形を変えて、新しい文明を築く可能性もあるかなぁ〜なんて思ったりもしますね爆笑


ウイルス感染が、進化をもたらす事例があったのか?・・・という質問は、よく受けますが・・・ 


答えは「Yes」となりますね


私たちヒトの染色体を構成するDNAの遺伝子配列を詳細に確認すると・・・


実は、ウイルス遺伝子の断片だと考えられる反応が見つかります


ヒトが存在する時代のずっと前・・・サルの時代からのウイルス感染の名残り(なごり)ということになりますね


このウイルス遺伝子の名残りを「ヒト内在性レトロウイルス」という名称で呼ばれていますね

Human endogenous Retrovirus という呼ばれ、略して、HERV(ハーブ)と言われることは、前にお話をしましたよねウインク



そんなバカな話・・・と思いますよね


実は、この現象が地球上で確認されている場所があるのですね


それは、オーストラリアのコアラ🐨です


(写真をお借りしました)


コアラのレトロウイルスが確認されたのは2000年です

およそ、20年前から、コアラは、ウイルス感染の流行の影響を受けているのです


もちろん、この感染による癌などの発生も報告されているのですが、世界中の科学者たちの注目を集めているというのですね


その理由は、以下のとおりです


コアラの間で感染を広げているだけでなく、ウイルスのゲノムがコアラのゲノムに組み込まれ、次世代に受け継がれつつあるからだそうです


ウイルスが流行していると「ウイルスの内在化」が生じる可能性があるというわけですね


そして、この「内在化したレトロウイルス」は、宿主であるコアラ🐨を進化させる可能性が高い・・・と考える科学者は多いのですね



コアラ🐨が空を飛ぶ日(写真は合成です)
どれだけヒマなのか



例えば、ヒトなどの哺乳類の胎盤は、3000万年前に内在化したレトロウイルスをはじめ様々なウイルスが関与して、形成されることになったとされています



こんな話を今、あらためてお話するのは・・・まだまだ、ヒミツなのですがねウインク



この新型コロナウイルスの感染の世界的な蔓延(まんえん)を・・・違う視点で見ている科学者も

どこかにいたりしてね爆笑



まあ、私自身は・・・コアラ🐨が草原を駆け回ったり、木から大空に羽ばたく姿を想像すると・・・

思わず、ニヤリニヤリとしてしまうのですがね



あなたは、チーターのように草原を走るコアラ🐨が想像できますか?



素敵な1週間をお過ごしくださいキラキラ




それでは、またバイバイ



<ブログ後記>1月26日


今回のブログでは、太古の時代から刻まれるヒト内在性レトロウイルスというものをお話をさせて頂きました。


コメント欄でも触れたのですが、新型コロナウイルスの性質が、少しずつですが明らかになっているように思います。


コロナウイルスと言えば、これまでは単に感冒等を生じるウイルスとされてきたわけです。


多くの方が冬には、感冒や上気道炎を生じてきた経験があり、ほんの数日で改善した経験があるはずです。


同じコロナウイルスであるのに、今回は世界の国々に拡大し、多くの犠牲者を出しているのは

なぜなのか?


そのヒントは、新型コロナウイルスの遺伝子配列にあるはずですので、スパイク蛋白を中心に

私自身は趣味としてですが、一部の遺伝子配列から、予測される蛋白質の構造などを見てきたわけです。


昔と違い、便利になったなぁ〜と思うことは、自宅でのパソコンで、海外の遺伝子や蛋白のデータベースにアクセスすることにより、解析のできることですね。


私が基礎研究していた頃も、同じシステムはあったのですが、現在の方が100倍ぐらいの解析ができらようになっています。


別にカッコつけているわけではなく、若い頃は「遺伝子」の話に触れていることに幸せを感じる日々でしたのでね


幸いに20〜25年前の遺伝子などを研究する分子生物学は、大きく変化してしまうこともなく、蛋白についても原理原則は変化していませんのでね。


結論から申し上げますと、なぜ

この遺伝子から、新型コロナウイルスの症状が出現するのか?ということを見出すことは、まだ、できていません。


何しろ、新型コロナウイルスの遺伝子の数は、膨大な数ですから、ほぼ、手作業といってもよいぐらいですからね。


ただ、このウイルスの病態の本質は、血管の内側を覆う血管内皮の炎症と高サイトカイン血症(けっしょう)にあるような気がしますね。



それが、何かしらの要因で、自己免疫的な機序により、生じている可能性もあります。


自己免疫疾患、例えば、全身性エリテマトーデスや関節リウマチなどは、病態として、血管内皮の炎症から来る微小血管炎であるという考え方があることも何らかのヒントになる可能性もありますね。


サイトカインという話題であれば、サイトカインバランス( TH1 タイプとTh2タイプのどちらの比重が高いのか?)もヒントとなる可能性も考えるでしょうか?


それらの検討で解決できなかった場合に

ひとつ考えなければいけないのが、ヒト内在性レトロウイルスという可能性があったりするかも。


なので、ある日、突然に

若い研究者が、そのメカニズムを見出す日も

くるかもしれません。



そして、これらの発見は、線維筋痛症や慢性疲労症候群、自己免疫疾患の新しい治療を生み出していくのかも・・・などと考えたりします。



新型コロナウイルスに対して、対応を誤れば・・・多くの犠牲者が出るなどという研究結果を出すことばかりが強調されることが多いのですが、


そればかりでなく、本来、新しい研究結果というものは、不安を持ち、絶望感を感じる人々の生活や未来にパッと光を当てるようなものが望ましいと考えるのは、オッサン特有の考え方でしょうか?爆笑




今回も最後まで、お読み頂きまして

ありがとうございましたお願い




(以前のphoto. 筆者撮影)
 

  元 順天堂大学 膠原病リウマチ科 准教授

日本リウマチ学会 専門医

日本内科学会認定医

緩和ケア医療医 

 

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