こんにちは。内科医 ひとちゃんです
今日は、この季節には珍しく、寒い曇り空の天気でしたね。夕方は、陽も少し出てきたようですが。
リウマチ学会も終わり、久しぶりにのんびりとした日々を過ごしています
こんな時期は、遠い昔のことをふと、思い出します
私は、大学生の頃、ビリヤード場で、インストラクターのアルバイトをしていました30年近く前の話ですから、バブル時代の幕開け前夜か、もしかすると、既にバブルに突入していたのかもしれません。
ちょうど、ある映画が上映され、若者を中心に
ビリヤードブームが起こりました。
それは、ポール ニューマンと若いトム クルーズが、共演した「ハスラー2」という映画です。映画の原作名は、「Color of Money 」です。
ビリヤードのゲームは、いくつかあるのですが、その中に、「9ボール(ナインボール)」というゲームがあります。
これは、No.1のボールから、順にポケット(ビリヤード台の脇に開いた穴)に番号順に入れていく
ゲームです。
詳しくは、またの機会に致しますが、No.9のボールを先にポケットに入れた方が、勝利者となります。
面白いルールもありまして、例えば、No.3のボールを狙って、白玉を打って、No.3のボールが、偶然に当たったNo.9が、ポケットに入れば、ゲームは、終了となります。
極端なケースですと、No.1をヘッドにダイヤモンド型に並べられたボールに思い切り、白玉をぶつけて(ブレイク)した際に、No.1〜No.9のボールが、四方八方に散っていくのですか、たまたま、
No.9の玉が、入ってしまえば、それで、ゲームは、終了となるゲームです。
ビリヤードの中でも、
「運が、すべてを支配するゲーム」
と言われています。
実際、映画の影響もあり、ビリヤード台の上で、金品でない、いろいろなものが、賭けられていくのを見てきましたね。
ドライマティーニ1杯から、恋の駆け引きから、商談までと多彩でしたね。昔は、皆、遊び心がありました。
ある人は、「ラッキーだ」と言い、対して、負けた人は、「たまたま、運が、悪かった。」と嘆きます。
しかし、当時の私は、ゲームの流れを数分間、見ているだけで、どちらが勝つのかが、分かりました。ハプニングもときには、ありましたがね
どうして、運の左右するはずのゲームの結果が、わかったのか?
それは、やはり、そのプレイヤーが、
「 先の先まで、展開を読めているかということ
とキュー(ビリヤードの玉を打つ棒)で、自在にボールをコントロールする能力を見ていたからですかね。負けるプレイヤーは、その1つの曲面だけで、次の展開は、全く、考えていないことが、多かったですね。
一見、運が良いとか、悪いとか?ということも
「9ボール」の結果が、ビリヤード台の上で分かるように外部から、観察すると理解できるのかもしれませんね。
さて、「今、自分は運がよいと思っているアナタ!その方法で、本当に大丈夫ですか?本当は、破滅に向かって、口笛を吹きながら、歩き始めたところかもしれません。」
「そして、倒れる時期を予測され、そこで、
ゲーム終了を宣言されたら、どうしますか?」
「そこには、ハイエナ達が、今か、今かと待っています。」
なんて、冗談です。これは、大手銀行の友人に、飲むと必ず、言われる冗談です彼らは、経済活動のインストラクターのように、シビアに状況を分析できているようです。
運というものも、その道のプロの手にかかると、
偶然も必然的なものに変わるようですね。
それでは、また