こんにちは。内科医 ひとちゃんです。

今日の日曜日は、穏やかな春を感じさせる陽気でしたね。
桜前線は、北海道まで達したということで、都内には、桜の面影さえ、ありません。
新緑からの木洩れ陽は、春の季節が訪れたことを感じさせます。

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ところで、先日、日本リウマチ学会に
出席してきました。福岡での開催でしたが、
全国の膠原病リウマチ医が、集まりました。
もちろん、私も演題を発表してきましたよおねがい

水曜日の午後に羽田を出て、リウマチ学会の
評議委員会から、出席しまして
金曜日の最終便で、東京に戻りました。

その間、多くの方々とお話をすることができまして、実りの多いものとなりました。

評議委員会は、リウマチ専門医のうち、900人あまりから、構成される組織で、 日本のリウマチ医療の方針などが、話し合われたりします。出席しないでいると評議員の資格が、剥奪される可能性があるので、出席する必要があるのです!

実は、順天堂リウマチ膠原病内科の医局にいた頃、日本線維筋痛症学会でも、評議員の資格を頂いていたのですが、忙しくて、出席できず、案の定、剥奪されてしまいましたえーん

さて、私の発表演題は、

ハイビスカス「原発胆汁性肝硬変に合併する関節リウマチに対して、ヒューミラを投与した1症例」


ハイビスカス「サイトメガロウイルス感染をトリガーとして、筋炎症状の増悪を認めた1症例」

という2つの症例報告でした。

なんだ、1例かと思うかもしれませんが、
前者は、原発胆汁性肝硬変(PBC)に対して、
ヒューミラという生物学的製剤を投与して
肝機能の悪化なく、
関節リウマチの活動性が低下したという報告で、世界のなかで、論文になっているものだけで、5例程度しか、報告されていない稀なものなのです。

リウマチ膠原病疾患に関する講演や全国のリウマチ医の先生方の発表も、ちゃんと聞いてきましたよ。
主に、1日目は、ベーチェット病について、2日目は、線維筋痛症、関節リウマチ、血管炎と幅広く、発表や講演を聞いてきました。

線維筋痛症については、知る人ぞ知る、 
松本美富士先生とも意見交換できたのは、
とても為になりました。
リウマチ学会では、松本先生が、厚生省の線維筋痛症の班会議にも所属している線維筋痛症部門のトップですからね。穏やかな優しい先生です。

「東京方面の線維筋痛症の方は紹介するね」

と言ってくださった時には、身のひき締まる気がしましたね。

なんでも、松本先生の調査では、線維筋痛症に苦しむ方の数は、関節リウマチを患う方の数の6〜8倍と推定されるそうです左差し

それなのに線維筋痛症を診療できるリウマチ医が少ないと心配されておりましたショボーン

そのため、松本先生は、若手のリウマチ医に対しての特別講習を学会の中で、開催されておりましたよ。
私も、若手ではないのですが、参加させて頂きましたが、私は、松本先生の次に高齢なリウマチ医でしたねびっくり
診断と治療法についての講演でしたが、皆、熱心に聞いていました。

私の国内特許を取得している治療法もしっかりと標準治療法に取り入れられていて、何のために苦労して、特許を取得したのか?
と感じる部分もありましたがガーン

非薬物療法の中には、マッサージ、鍼灸、リハビリも、もれなく、入っていましたねラブ

ですから
「レッツメディカルガーデンクリニック東立石」

では、すべての治療法を揃えていることが、
ご理解いただけると思います。

実際、「線維筋痛症 友の会」の代表の方と面談もしたのですが、同じ施設内で、すべてを備えるクリニックは、今まで、聞いたことがなく、国内では、唯一かもしれないと言われましたキラキラ

もちろん、線維筋痛症だけでなく、先ほど、お話をしたように、ベーチェット病、関節リウマチ、
強直性脊椎炎などの自己免疫疾患について、最新の話題に触れることができましたよ。
日々の診療に活かしていきたいと思いますウインク

他にも、同じ研究グループに所属していた
新宿にある国際医療センターのリウマチ膠原病内科部長の金子 礼志先生ともビールと焼き鳥をツマミに生ビールいろいろな話をしたのですが、またの機会にしますね。

それでは、またバイバイ

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