こんにちは。 内科医 ひとちゃんです
先日、緩和ケアの研修会に行ってきました。
緩和ケアとは、癌に伴う疼痛などを取りさる方法です。
この研修会に出席し、まる 2日間の講習を受けることにより、癌性の疼痛管理の正式な資格を得ることができます
研修会では、癌性疼痛に対する麻薬の投与方法、化学療法の副作用、例えば、嘔気、めまい、うつ傾向の出現時の薬の選択方法などを学ぶことが、できました
なかでも、少し変わった話として、「コミュニケーション」という分野の講義がありました。
なぜ、このようなことが、必要なのか?
と思われるかもしれませんが、
「悪い知らせの伝え方」
ということになります。つまり、病気を知らせる、癌を知らせるなどの
いわゆる`Bad News (バッド ニュース)というものを伝えなければならない時もあるからということですね。
その時、大切なものが、コミュニケーション力ということになりますよね
全部は、一度にお話しできないので、今回は、少しだけ、ご紹介してみようと思います。
「上手な聴き方の5原則」
~「好意,好感、好印象」を抱いてもらうには~
という副題もついています。興味深いと思いませんか?
さっそく、中身をきいてみると
1. 「80 対 20 の法則」
2. 相手の話を奪い取らない
3. 相手の話を すぐに否定しない
4 .相手の言うことを即座に肯定する
5.相手の反論に反論しない
2~5は、文字どおりなのですが、
1.の「80 対 20 の法則」とは、わかりませんよね
もともとは、ビジネスの業界で、言われている言葉のようですが
話をしている相手の持ち時間が、80%
自分の持ち時間が、20%
ということのようです。
つまり、相手が、自分の意見をいう時間配分が、8割
自分が、相手の話題に対して、意見を述べるのが、2割
例えば、30分の話合いなら、自分が意見を言う時間は、
約5~6分ということになりますよね。
みなさんは、誰かとお話しする時にどうですか?
緩和医療の研修会といっても
なにか、お見合いのセミナーみたいですよね
ほかにも、思わず、納得してしまうイイお話がありましたので、
またの機会に、お話をしていこうと思います。
それでは、また