こんにちは。 内科医 ひとちゃんですカナヘイピスケ


 今回は、「線維筋痛症」という全身の激しい痛みを伴う疾患についてです。

線維筋痛症の原因は、不明(現在のところ)です。リウマチ膠原病内科的な疾患なのか、メンタル科に関する領域の疾患なのか、各科の医師の間でも意見の分かれるところとなっています。

私自身は、リウマチ膠原病科の医師が、分担しなければいけない疾患と思っていますがつながるピスケ

この病気に悩んでいる方は、一般的な医学書に記載されているよりも、割と多いような気がします
 
 重症度は様々で、原因不明の皮膚のピリピリ感が持続する症状や
杖歩行さえも困難な状況となり、
更に悪化し、歩行困難をきたしたり、
また、立ち上がることもできず、ストレッチャーと呼ばれる移動ベッドで、外来受診となることもあります。

 どこの医療機関にいっても、原因不明と言われたり、気のせい、年齢のせいと言われたりと
どうしてよいか、悩んでいる方も多いようです。

 どんなに検査をしても、異常がみつからない。なのに、日常生活に支障をきたす程の痛みがある。そんな訴えが、線維筋痛症の方には、多く、
見受けられます大泣きうさぎ

そんな時には、1度は、線維筋痛症ではないかと疑ってみる必要があるかもしれません。

関節が腫れたり、医療機関の検査データ等で、異常を認めないことから、周囲の人からは、怠け癖だと言われたりして、苦しんでいる方もいます。

線維筋痛症の原因は不明ですが、多くの方が頸部の損傷、例えば、以前にむち打ち症を患ったことがあるとか、頸椎の損傷の経験がある方が、他のリウマチ膠原病疾患より、多い気がします。

また、線維筋痛症の中でも、最近、子宮頸がんワクチンの副作用として、同様の病態が生じる可能性も指摘されています。
  
線維筋痛症は、検査の異常が出ないために、不定愁訴が多いとして、メンタル科の受診を勧められることも多いようです。
(もちろん、メンタル科的なアプローチも為され、研究されています)

医学書どおりの処方で、痛みが改善することもありますが、副作用の出現など、なかなか難しいことも多いようですね。


私の行なっている線維筋痛症の治療は、SSRIと
呼ばれる抗うつ剤に他の複数の薬剤を併用する
治療法であり、国内特許を取得しています。


また、この特許を取得しているのは、約8年前ですから、私の線維筋痛症の治療法のなかでは、だいぶ、古いものになります。

しかし、今でも充分に効果を得られるもので、現在でも、治療のベースとしておりますカナヘイきらきら

その後、他の複数の薬剤を取り入れて、この特許を取得した頃より、症状の改善レベルは、格段に良くなっているような気がします。

もちろん、今でも
疼痛を除去するための麻薬を使用しない方針に変わりはないのですが、ご希望があれば、使いますよ。

しかし、私のアイデアの薬剤併用療法の方が、
麻薬などより、効果があるような気がします。

抗うつ剤として、SSRIという種類のものだけでなく、SNRIという種類のものを併用したりと10年間で、私の線維筋痛症の治療法は、自分でもだいぶ、変化したなぁと思いますOK


例えば、線維筋痛症のお薬というとリリカという印象が一般的かもしれませんが、
これ以外にも

うつ剤、抗てんかん剤、筋肉のこりに対するお薬、漢方薬

などの多岐にわたる薬剤を選択して、その方にあったお薬を量を調節しながら、使っていくという
方法を現在、私は、選択していますウインク
 
また、線維筋痛症な痛みの強くて、どうしても、我慢できない時に、
また、お薬が効果を示すまでの期間や内服薬を変更せざるを得ないときの期間に、複数の薬剤を混入させた点滴療法を確立しております。(こちらは、特許は、取得しておりません。)

これらの治療法により、線維筋痛症の重篤な症状に苦しんでいた方々の疼痛の改善、
QOL(クオリティー オブ ライフ)の改善を得られているのではないかと思います、

これまでにも、痛みの為、立つことも困難で、ストレッチャーで、来院された方も、今では、普通に歩けるようになっていたり、

自宅で、寝込んでいた方も、今では、家事に、ママ友サークルに忙しい日々を過ごしていたり、働きに出られるようになった方など、沢山な方が
症状の改善の程度の差こそあれ、以前よりは、
行動範囲などが、良くなっていると思いますカナヘイハート

また、子宮頸がんワクチン投与後に
線維筋痛症を発症したと思われるような方の場合は、そうでないと思われる方と比較すると

若干、難易度が高いものの、基本的には、同じ治療法で、改善が得られています。
ただ、若干、時間がかかる場合もありますので、根気よく、自分にあった薬を見つけていく覚悟が必要かもしれませんねつながるうさぎ

実際に私の外来で、
車椅子で来院した女性の方が、
杖なしの自立歩行可能となり、疼痛の改善を得られた方がいますが、リハビリも必要とするなど
若干、時間がかかってしまったなぁという印象がありますねサッ

ただ、子宮頸がんワクチン後に
もちろん、短期間で発症してしまった方も
そうでない方もですが、
ある治療法を更に、併用することで、完治可能なのではないかと個人的には、思っています。

(根拠は、後日にしますね)

完治とは、線維筋痛症に対する薬剤が必要なくなるということです。

線維筋痛症に対する治療法は、その方にあった薬を根気強く、探していくというオーダーメイド的な手法を私は、とっていきます。
必ず、線維筋痛症の方の痛みを緩和させてみせるという私の粘着気質も良い意味のプラスアルファ
になっているのかもしれませんねてへぺろうさぎ

それではとびだすピスケ2カナヘイびっくり


この文章は、子宮頚がんワクチンを否定するものでは、ありません。

述べた内容は、特許の内容を含め、医学論文には
しておりません。(日本リウマチ学会等では、報告済み)