こんにちは。内科医ひとちゃんです。
今回は、東洋医学の漢方薬で、痛みなどに効く漢方薬の話をしたいと思いますカナヘイピスケ

 いわゆる鎮痛剤は、医療機関で痛みを抑えることを目的として、使われるものですが、胃潰瘍などを引き起こしたり、腎機能の悪化、肝機能障害などの副作用を生じることがあります大泣きうさぎ
胃潰瘍は、特に多くみられるもので、悪化すると出血し、いわゆる吐血を生じることもあります。

このため、鎮痛剤を服用するときには、胃粘膜の保護剤や胃酸を抑制する薬を併用することが多いですね。

これに対して、痛みを抑える漢方薬は、そうした副作用の起こる頻度は、はるかに少ないと
いえると思いますあんぐりピスケ
(もちろん、漢方薬も副作用を生じることがあるので、注意が必要ですが。)

具体的には、
星防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)カナヘイハートあります。このお薬は、関節の脹れ、むくみをとる作用もあるので、関節リウマチなどの関節痛にも効果が期待できます。もちろん、老年期
の変形性関節症による関節痛などにも、良く効きますよ。

もう1つは、
星疎経活血湯(ソケイカッケツトウ)カナヘイハートという漢方薬があります。こちらは、脹れを引かせる効果は、少ないかもしれませんが、老年期の変形性関節症やリウマチなどの膠原病疾患の痛みにも効果がありますね。

また、痛みとは、ちょっと、違うかもしれませんが、筋肉の引きつれるような痛みには、
星芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)カナヘイハートというお薬が、効果のみられる場合が多いです。

この漢方薬は、足のつれにもよく、効果を示します。夜、足がつりそうなときに事前に服用することで、足のつりを予防することが可能です。

夜、就寝してからのムズムズ足で、悩んでいるかたにも効果のある場合があります。

登山をする方にも人気の漢方薬で、足のつりの防止するために
このお薬を服用してから、山に登る方もいます。足のつるのは、登山では危険ですからね。

他にも痛みに効く漢方薬はありますが、代表的なものについて、書かせて頂きました。

ただし、西洋薬の鎮痛剤のように服用すれば、一定の効果があるというわけでなく、同じ漢方薬でも服用するひとによって、効果は、千差万別と言えると思います。

このため、自分の症状にあった漢方薬を見つけ、ときには、自分にあった量を探し出す。

なかなか、根気のいる作業ですが、一旦、それを見つけてしまえば、痛みは軽減、または、消失し生活の質は改善しますね。カナヘイきらきら

用量も個人差がありますし、芍薬甘草湯は、1日1回を厳守しなければなりません。

また、痛みを改善する漢方薬に、
西洋医学の鎮痛剤を併用することで、痛みを抑える効果は、一段と高まりますので、自分にあったお薬を探してみることは、生活の質を向上に繋がりますよね。

漢方薬は、高価というイメージがありますが、医療用の、処方箋でとれる漢方薬は、通常の医療保険が適用されるので、市販のものより 安価で、
濃度も高いものとなります。

それでは、またとびだすピスケ2
{C35253F2-1430-4D43-855C-1B06DD91D39C}