皆様、お元気ですか? 
内科医、ひとちゃんですウインク


さて、今回は、医師に失敗が許されないのは、何故かはてなマークという話題赤薔薇

今、視聴率が、最も高いドラマ・・・といえば、
ドクターXという医療ドラマですよねウインク
ドラマ背景は、まあ、実際に観て頂くとして、
お決まりのセリフがありますよね。

【 私、失敗しないので 】OK

難度の高い手術を短時間で、成功させるわけです。周囲の反対をこのひと言で、抑え、
淡々と目の前の患者さんの病にメスを動かす

自信満々な医師だなぁと感じる方が多いと思います。フリーターという設定なので、尚更ではないでしょうかびっくり

しかしながら、私は、そのようには、思えないのです。
自分を敢えて、窮地に追い込んで、最大限 のチカラを発揮できるようにしている。
つまり、自分な技術の全精力を注いで、確実に成功させるという強い意志を感じるのです

失敗、イコール、患者さんの死ということは、勿論ですが、一歩、間違えば、訴訟ということになる可能性もあるわけですから。

オペ室で、メスを握った以上は、残させた道は、成功か、退却かということになります

退却とは、開腹だけして、何も臓器に手を付けないで、状況だけを確認して、また、閉創すること
ですが、これも、また、近い将来の患者さんの死を意味するのです

よって、米倉涼子さんの演じる ドクターXは、完治を目指すOpeを成功させるために
退却の道をみずから、塞いでいるようにも
私には、感じられます
これは、医師としては、かなりの精神的なストレスな状況です。逃げ道がないわけですからね

赤薔薇ひとつの生命が、いかに尊いか。

赤薔薇医師は、死の淵に吸い込まれそうな患者さんの生命の長さを決める権利はない。

赤薔薇死を座して、待つだけの医師は、不要である。

赤薔薇1%でも、可能性があるなら、それを一点突破する能力を身につける為に、研鑽を積むべきである。

赤薔薇成功したときの報酬は、患者さんの喜ぶ姿と自分の心の中の達成感で、充分である。

などと、このドラマには、いろいろな医療関係者へのメッセージが、込められているような気がします。

医師は、何故、失敗しては、いけないのか

それは、医師に寿命などを決める権限もなく、治療レベルの匙かげんをする権利もない。

生命は、神より、患者さん個人が与えられたものであり、寿命は、神のみぞ、知るものだから

というのが、いまの私が、思いつく答えですかねニコニコ

ああ、そうそう、実際の医療現には、札束札束を底にしいた饅頭たこ焼や風呂敷に包まれたメロンは、ありませんてへぺろ
それ以外は、ご想像にお任せしますねグラサン