前編からの続きです。
★★★
まだ読んでなかったらお先にお目を通してクレメンス
前の記事に数々の写真をあげましたが、
それの共通点、、、
「自分の写真が一枚も無いこと」。
いくら素敵な場所にいても、
私には写真に写りたくない理由がありました。
だから小さくて四角いスマホの
世界の中だけじゃ分からないこと、
その人が本当はどう思っているかなんて
その人自身しか分からないこと、
やっぱりあるのですよね。
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今年の夏頃の事です。
私は、円形脱毛症ができました。
しかも、
分かりやすい場所(前髪と後頭部)に
2つも出来てしまったのです。
完全に自業自得なのですが、、
とても有難い事なのですが
本当に仕事が忙しく、
夜までメッセージを返し、
その後やっと自分の時間が出来て
漫画や好きな動画やサイトを夜な夜な見る、
という生活が続いていた上に、
自分の仕事自体にも色々考え、
思い悩む時期でもありました。
なのできっと、
自律神経がかなり乱れていたのだと思います。
症状に気付いてすぐ皮膚科に行き、
(きっとすぐ生えてくるだろう)
と思っていたのですが
私にはステロイドの薬が合わなかったのか、
症状はどんどん酷くなっていきました。
最初は上の髪の毛で隠れて
症状が分かりにくかったのに、
どんどん円形部分が大きくなっていき、
帽子をかぶらないと目立ってしまうような、
頭皮が見えてしまう状況になっていったのです。
そこから薬だけに頼らず
もっと根本的に自分の身体を整えようと思い、
東洋医学の「鍼」で治療する事を決めました。
ですが私は生粋の注射嫌いで、
採血する時も心の中で絶叫してるぐらいなのに笑、
腰まで鍼を刺される
×週2回で通わなくちゃいけないし
鍼治療って保険がきかないから
一回一回の治療費が結構高いし痛いしで
なんかもう
_人人人人人人人人人人人人人人人人_
>ビャァァァァァァァァァァァァァ<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
って感じだったのです。笑
実は、対面型の会議を夏~秋頃から
一旦休止してたのもこれが理由でした。
オンラインで仕事をし、
対面のため移動し、、を繰り返すと
治療の時間が纏まって取れなくなってしまうのと、
何より、
せっかく私に会いに来てくださってるのに
私が自分の頭の状態をどこかで気にしながら
会う、というのが許せなくなってきたのです。
(休止前か^ら対面型会議の
予約をしてくださっていて、
8~9月頃にお会いした皆さま、
私はいつもショートボブであまり長くないのに
無理やり後ろで髪を結んでいたり、
普段付けてないカチューシャをしていて
不思議に思わなかったでしょうか?
実は、脱毛した部分を隠していたのです)
(対面はもう再開しないのですか?
というお声も本当によく頂きます。
その声を届けてくださってありがとう。
そして、私情でごめんなさいね。
復活してきたらまた必ず再開するので、
もう少しだけお待ち下さいね)
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鍼治療は
(大抵は何でもそうですが)、
一回で効果が出るものではありません。
継続して何回も根気強く通う事で
やっと自分の治癒力が発揮されてきます。
治療院の先生は今でこそ仲良くなって
患者さんが誰もいない時は
世間話をダラダラしまくる仲になれたのですが笑、
最初は私の症状を見て、
決して前向きに励ましてくれるタイプの
先生ではありませんでした。
「もっと酷くなる可能性があります」
「治療は長期を見越しておいた方がいいと思います」
こういう言葉を聞いて、
鍼を刺されまくって我慢しまくり、
一人で急いで帰路につき
大急ぎで髪の毛を整え、
すぐにオンラインの仕事の準備をする。
こういう日々が続いていた時、
夜お風呂に入ろうと浴室の鏡を見たら、
ふと涙が出てきました。
(なんでこんな姿になっちゃったんだろう)
って。
その時の私は、
自分の姿を鏡で見るのが怖くなっていて
(実は今も少し怖いのですが)、
照明が上から当たると
ちょうど前髪の円形部分が
分かりやすく見えてしまうのですよね。
だから、
照明が当たる位置を気にしていて、
浴室ではほとんど無意識に
ライトを点けないようになっていたのです。
そんな薄暗い中なのに、
どことなく映る自分の姿。顔面。
ほんの数か月前は何でもなかったのに、
今は自分を鏡で見るのが物凄く怖い。
もっと抜けていったらどうしよう。
これ以上酷くなったらどうしよう。
本当に治療が長引いたらどうしよう。
私は、どうなるんだろう。
怖い。
すごく怖い。
もう嫌だ。
この先が、物凄く怖い。
これからどうなっちゃうんだろう。
気が付いたら、
私は泣いていました。
一人で泣きながら、
今の恐怖と不安を抱えながら、
だけどもう一人の客観的な自分が
この”感じ”に見覚えがある事を気付いていました。
早く治したい。
早く元気になりたい。
カチューシャも帽子も外して外に出たい。
でも今の現状を見たら
理想とは程遠くて、
心が静かに壊死していく感じ。
怖くて不安で、
先の事を考えると希望よりも
心配の方が勝ってしまう感じ。
この感じ、、、
私は覚えている。
いつだ?
いつ、この感じを最も強く感じていた?
.....あぁそうだ、
新卒で会社に通うまでの通勤時の、
あの道を一人で歩いてた時の感覚だ。
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3.11の大地震の後、
仙台支社に一人事務員として配属されて、
「せっかく苦労して内定した会社だから
頑張ろう」と希望を胸に秘めていたのに、
待ち受けていたのは
私が正社員で雇用される事で
辞めさせられる事になったパートの
おばちゃんの分かりやすい意地悪と、
それを見て見ぬふりをしつつ、
おばちゃんが居なくなってからは
平気でセクハラをしまくる営業のおっさん達。
憧れていたOL生活や
優しい先輩や同僚、
歓迎会は私の前から姿を消し、
気付いたら日曜日の夜に
(明日会社行きたくない、本当に行きたくない)
と憂鬱で仕方なくなる
新社会人に私はなっていました。
事務所の中で唯一の事務員だから、
早く仕事を覚えて回さなくはいけない。
家に帰って仕事中に取ったメモをまとめて、
取引先の特徴や営業の仕事まで勉強して、
一日も早く慣れなくちゃいけない。
おばちゃんが意地悪してくる以上、
何度も質問ができない。
だから早く覚えて、
一人で頑張って、
とにかく仕事の流れと全体像を掴まなきゃ。
出社時に一日の仕事の流れを
頭でシュミレーションしてる時、
”その感覚”が胸の中に沸き起こる。
もっと酷くなったらどうしよう。
おばちゃんにもっと辛く当たられたらどうしよう。
今日は営業の人が誰も居ないから、
きっと昨日よりももっと強く色々言われるはずだ。
怖い。
胃が重たい。
行きたくない。
どうしてこんな事になったんだろう。
この先、私はどうなるんだろう。
怖い、怖いなぁ、嫌だなぁ。
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”この感覚”の時、
あの時の私はどうしてたんだっけ?
現状にへばりついて壊死していきそうな心を、
私はどうやって守っていったんだっけ?
、、、そうだ、
目の前の現実を見るのが
もう嫌で疲れて怖かったから、
今の現実世界とは別に、
自分の心の中に「もう一つの現実」を
自発的に作ったんだった。
望む外の状況を作るのは
あまりにも難しそうだったから、
望む内の状態に勝手になったんだった。
誰も見てくれない、
誰も助けてくれないから、
私をいつも助けて見守ってくれる
政宗様を登場させたんだった。
「仕事に関する事」で
いい気分になろうとしたり
感謝するなんて無理だったから、
「仕事」に関係なくとも、
自分で自分の心を守り、満たす事を
自分と対話して見つけていったんだった。
、、そうだ、
そこが私の原点だった。
外の現状を望む方へ変えようと
躍起になるんじゃなくて、
内の状態を少しでも望む方に居れるように
自分で自分の中だけを粛々と調えていく。
この理解が、
この体感が、
今までの私を
何度も助けてきてくれたんだった。
だから「人生はオーダーメイド」って
ブログタイトルにしたんだった。
あの頃なんて、
ディズニーランドで
一生愛する事を何度も約束してくれる人
なんて現象化の兆しは微塵も無かった。
私の心や本音なんて、
誰も注目してケアなんてしてくれなかった。
だから、
自分でこっそり、
自分の心を満たし続ける事を決めたんだった。
《現実は自分の心で出来ている》のなら、
幸せそうな誰かを目指すんじゃなくて、
幸せを感じられる私の心の感触を掴みたかったから。
どれだけ辛くても、
自分の感覚だけは閉ざしたくなかったから。
....そうだった、
受け身じゃなくて、
自分の感じたい方を
自発的に感じられる心の領域を思い出せるように。
自分の感覚だけが
自分の望み通りでいられる事ができる事を
決して忘れないように。
人に強いられたレールの上じゃなくて、
人生はオーダーメイド出来るんだって。
―思い出した。
そこからの私は、
少なくとも鏡の前の自分が
どんな姿であっても、
自己憐憫に浸って泣く事はなくなりました。
鏡(現実)に映る自分だけが
真実なのではなくて、
もう一つの現実にいる自分
(健康で、完治してる自分)が
ちゃんと居る事を、確信できたからです。
それは目には見えない事だけど、
「目で見える」事だけに頼らなくても、
心の奥深くで自分がちゃんと感じられるのなら。
それは、
確かに「在る(存在している)」
のだから安心していいのだと、
過去の自分が教えてくれたのです。
引き寄せって欲しいものを
外から手繰り寄せる法則なのではなく、
ただ、
自分の内にいる
自分を引き出していく事なのだと。
自分が自分の心と仲良くなる事なんだと。
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幸せとか、
愛とか、
健康とか何でも、、
本当は分かりやすく
目に見えて具体的で、
数値とか日付とか
分かってたらいいのですけどね。
私の場合だったら、
「今の時点で5mmほど
産毛が確認できますので、
あと約30~40日後には
この程度の回復が見込めます」
みたいな指標がある、とかなら
もっとてっとり早く安心できるのに、ねぇ。笑
だけど今の私が感じる事には、です。
そういう、
「分かりやすくて具体的な何か」を
確認して手にして証拠を得た後にようやく、
→幸せだと思っていい
→安心していい
→愛されてるって感じていい
→もう大丈夫って思っていい
って順番は別に、
引き寄せでも何でも無いのですよね。笑
だからたぶん、
幸せって、無色透明なんだと思います。
分かりやすい色とか形とか
具体的な態度とか言葉とか
具体的な数値とかエビデンスとか
そういうものを超えたところから、
そういうものを凌駕している領域から、
本当はいつも降り注いでいるから、
だから目に見えなくていいのだと思います。
分かりやすく目に見えないから、
いくらでも自分の心で感じられる。
分かりやすく目に見えないからこそ、
他人に見せてお墨付きを貰わなくていい。
本当はあなたの自我(エゴ)が
納得できる分かりやすい安心材料が
あれば一番いいのだろうけど、
でも態度とか言葉とか数値とか
証拠とかそういうものを超えたところから、
あなたはいつも見守られてて、
めちゃくちゃに愛されてて、
その個性と命を慈しまれているのですよね。
「幸せ」が本来の自然の状態だから、
そこから離れた時、
自分の心はちゃんと
違和感や嫌な気分を感じてくれる。
だから人間が誰しも共通で持ってる
「心」さえあれば、
それさえあれば、
無色透明さをいくらでも自分で好きに
オリジナルの色と形を自由に創っていける。
だからあなたは本当に、
生まれつき宝物を授かっているのだと思います。
私も今年は色々しんどい事もあったけど、
例えどんなに苦しい事があっても、
感覚だけは閉ざさないで、
心だけは守って、
磨いていってあげたいなと思うのです。
今年も沢山の美しい宝物達に出会う事ができました。
もう少し時間はかかるけど、
完全復活したらまた対面型も再開しますからね。
だからいつでも、
あなただけの宝物を、
あなたがこれまで培ってきて
育んできた唯一無二の感受性を、
どうぞ一緒に大切にさせてくださいね
今年も本当に、ありがとうございました。
あと皆さま、
もうこの時点で長いから
毎年年の瀬に言ってる事を
ビャーって箇条書きで書くね!!!!笑
・年末年始の独特の雰囲気が苦手って方、
どうせあと2週間程度で通常運転になるから
大丈夫やで
・実家に帰りたくないでござるって方、
コロナにかこつけてあと300年は帰らなくていいよ、
たぬき姉ちゃんが超許す
・早く帰省したいって方は、
気を付けて帰って
こたつでゆっくりダラダラしておいで!
・大掃除もしたい時にすればえぇからな、
無理なくな
・義家族の実家に行きたくねぇ....って方、
「いい嫁」なんて言葉は華麗に捨てて良し!
全然誰のご機嫌も取らなくていいですからね!
・冬休み時期のお母さん達、あなたは日本の宝
・独身で友達もいないし寂しい、、って方、
あなたも日本の宝。本当にそうなのよ
・あとどうせ私の事だから
もう大してめでたくもないべ
って頃にヌルゥ...って更新すると思うから、
皆さまもどうぞゆっくりお過ごしくださいね^^
それでは皆さま、
どうぞ良いお年をお迎えください
&
どうせ良いお年になるから大丈夫だぜ!!!!
夜はだいぶ寒くなったので、
どうぞ皆さまぬくぬくたっぷり
温かくしてお過ごしくださいませ
来年もまたお互い
元気にお会いしましょうね^^
(もうあなたが元気に健康で
生きてさえいてくれたら、それでいいからね)
いつもありがとうございます
心からの感謝と敬意と愛を込めて
唯一1枚だけ撮った(撮られてた)写真
~ご案内中のメニュー~
画面越しであなた専用会議
ーご自愛会議オンラインー
引き寄せなくても引き出せるよ
ー魅力の引き出し会議ー
※対面型会議は現在休止しております。
どうぞご了承くださいませ。