岡田監督
「チャリティー試合とかありましたが、本当の意味で震災の被害にあわれた方に勇気を与えたい。プロ野球がスポーツ界の先頭になり、元気が出るような、はつらつとした全力プレーを見てもらいたい。明日から感動を与えるプレーをするのがプロ野球人の責務」と語った。
ずっと思っていた事なんですが、被災者の事を思って、「勇気を与えたい」って、よくスポーツ選手がコメントしています。、、、でもね、思うに、勇気を与えるって、誰もが発するような簡単な事ではないし、そんなに多くの人が出来る事でもありません。言葉を間違っていると思われて仕方ありません。
後半に語ってある様に、”ファンに元気が出る様に”、とか、”ファンに感動を与える”、までじゃないですか、、、感動と勇気は違います。人々に勇気を与えられる人って、、極僅かですよ。簡単な事じゃないです。
プロ野球選手が、いくら、はつらつと全力プレイしようと、それが彼等に勇気を与える事までは出来ないと思います。勇気って、何ですか、、、感動してもらえる事は偶にあるとしても、勇気を与える事が出来るって、そりゃあ難しいものですよ。
勇気を与える事になっただろうと思えるのは、例えば、
★ヘレン・ケラー、、彼女は世界の多くの不具者や指導者に、驚きと勇気を与えたと思います。自分たちも頑張ってみようという勇気です。
★アフリカのどこにあるかもまだよく知られていない、エチオピアのそれも無名のアベベという選手が、裸足でオリンピックのマラソンに出て、金メダルを取った。これは、当時のエチオピアの国民に感動と勇気を与えたと思います。自分たちも頑張れば世界一にもなれるんだ、、とね。
日本で言えば、
★岩崎恭子が、中学生だったか、日本でも無名の女の子だったのに、水泳でオリンピックに出て、金メダルを取った。これも、当時の若い層に、自分たちにも可能性があると、感動と勇気を与えることが出来たと思います。
★青木功がハワイアン・オープンの最終日、最終ホールで逆転イーグルを決めて、日本人男子選手として初めて、海外で優勝してみせた。ニクラスとの全米オープンで僅差で2位になった時もそう。これも、日本のファンを感動させたし、日本人ゴルファーに、自分たちも頑張れば出来るかもと、勇気を与える事が出来たと思います。
★有森裕子、高橋尚子、怪我を押して金メダルを取った柔道の山下泰裕・古賀稔彦、、しかり。怪我と言えば、貴乃花が武蔵丸を破って優勝したあの一番、、小泉首相は、「感動した!」と言った。でも、怪我で苦しんでいるスポーツ選手には、勇気までも与えたんじゃないだろうか。
私は、プロ野球で、長嶋が天覧試合でサヨナラ・ホームランを打った時、感動はしましたけど、勇気はもらっていません。
WBCで日本チームが優勝した時、あれにファンは感動しました。私も。そして、その時、勇気までをもらったのは、日本の若手のプロ野球選手とか学生野球をやってて、これからプロを目指そうとしている人達だったと思います。
※「勇気を与える」なんて、そんな大それた事を簡単に言葉にして欲しくないんです。でも、ファンに感動を与えるプレイは出来ますから、その事は常に心がけてプレイして下さい。