阪神大震災での教訓を忘れてはいけない。 | マイホームコンサルタントHOCSのブログ

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昨日で阪神大震災から18年が経過しました、未だにあの都市が壊滅的に破壊された惨憺たる光景を忘れることはできません。当時の私は三河地域でハウスメーカーの建築担当をしておりましたので、その日の朝にはお客様宅の被害状況の把握のために走り回り、刻々とあきらかになってくる被害の大きさにただ驚くばかりでした。

 

阪神大震災は東日本大震災とは異なり都市の直下型でした、それゆえ建物の被害が甚大となり、高速道路の支柱が倒壊したり、ビルがまるごと崩壊した映像が繰り返し報道されましたので、建物に対して“耐震性”を求める声が大きくなりました。

 

皮肉なことに阪神大震災により、昭和56年に改正された“新耐震基準”に有効性がある事がある程度実証されました。その後ハウスメーカーによる技術開発や新しい法律の制定でさらに住宅の耐震性は高まり、極めてまれな大地震が来ても“建物の中にいる人が死なない程度”の耐震性は確保されるようになりました。

 

思い返すと阪神大震災直後は「家は財産なのだから、耐震性を優先した家をください。」と言うリクエストが強かったのですが、年々そういった声は小さくなり、東日本大震災では津波がクローズアップされたせいか、耐震性に対する要望は震災前とさほど変化が無いように感じます。

 

逆に最近は耐震性よりデザインが優先されているのではないかと感じる新築住宅を見かけることが多くなったような気がします。以前に比べれば耐震性を高めたうえで、デザインの自由度を高めることがある程度はできるようになったとはいえますが、少しやりすぎているのではないかと首を傾げてしまうようなデザインが流行になりつつある現状はいささか疑問です。

 

後世で歴史が検証するのでしょうが、“次のその時”が来たら、「住居は家族の命を守るシェルターである。」という考え方をおろそかにしてしまった家は、家族と財産の両方を同時に失ってしまったということにもなりかねません。

 

生涯を左右する買い物は、ひとめぼれや思いつきで買ってはいけないのです。

 


 そういえば18年前のあの朝、川の字になって家族で寝ていた我が家に、経験したことの無い規模の地震が来たので、せめて子供だけでも助けたいと願い、とっさに子供の上に覆いかぶさったのを思い出します。

 その後、妻からは「あの時、私は守ってもらえなかった・・・。」と突き刺さるような目で言われてしまいました・・・トホホ。

 

 

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