薯蕷饅頭 | 和菓子屋さんへの道

和菓子屋さんへの道

人生100年、50歳を前に早期退職優遇制度で会社を退職。
「美味しい和菓子で周りの人を笑顔にしたい」と和菓子屋さんを目指すアラフィフの日々

9月から週3回ほど和菓子店の製造現場でアルバイトを始めましたお団子

週3回の学校とアルバイト・・・若いころと比べて相当に体力が落ちていたようで、週末は家のこと、授業のまとめ、昼寝と、なかなかお菓子作りができずにいましたショボーン

 

でも、それではダメバツレッド・・・と言うことで「つくね芋」が手に入ったので「薯蕷饅頭」を作りましたニコニコ

薯蕷饅頭は「芋のコシ」を利用して作るお饅頭です。

「つくね芋」は関東ではあまり馴染みがないですが、関西では薯蕷饅頭といったら「つくね芋」を使います。一方、関東では「大和芋」が使われることが多いです鉛筆

芋のコシは、長芋➡大和芋➡つくね芋➡自然薯の順に強くなります。

芋のコシが強すぎると蒸した時にお饅頭が割れます汗

1回目は芋のコシが強すぎて割れました・・・ガーン

同じ芋を使った2回目はコシを弱めたので成功爆  笑

これは芋の種類だけでなく、季節によって「芋のコシ」が変わるので、教科書どおりに作っても割れる時と割れない時があります。

学校の先生曰く「たくさん薯蕷饅頭を作って、経験を踏んで「芋のコシ」の塩梅を見極める力をつけましょうビックリマーク」とのことウインク

 

薯蕷饅頭は、和菓子の菓子製造技能士試験1級の試験科目(2級合格後、5年の実務経験の後に受験できます)の1つです。

試験では、会場に用意された材料を使い薯蕷饅頭を作ります。

 

つくね芋(皮つき)50g、上白糖75g、上用粉50g、小豆並餡170g、手粉

 

薯蕷饅頭生地の基本的な作り方は

①芋の皮を剥き摺りおろす

②摺りおろした芋の2倍量の上白糖を加え倍割芋を作る

③②の40%の上用粉を加える

 

試験では摺りおろした芋の目方を量ることも、上白糖や上用粉を使用したい分量に量り分けることもできませんびっくり

なので自分の感覚で生地を作っていくことになります!!

 

私が1級の試験を受験するのは最短でも6年後、たくさん経験を積んで技術を身につけていかなければ・・・疲れているからといってお菓子作りを怠けてはダメバツレッドですねキョロキョロ