確かな記憶ではありませんが、「もう森へなんか行かない」と「さよならを教えて」は、小学生か中学生の頃から知っているような気がします。
なぜそんな昔から知っていたのか?
我が家では「さよならを教えて」が主題歌として使われたドラマを見ていなかったので、おそらくこのドラマによるものではなく、それ以前に知ったのでしょう。
1960年代〜1970年代には、フレンチポップスは日本でもよく聞かれていたので、どこかしらで流れていて、それを覚えていたのだと思います。
とくに「もう森へなんか行かない」は、ホブ少年の心に強烈にインプットされました。
時は流れ、初めてフランソワーズ・アルディのアルバム(LP)を買ったのは、大学生になってシャンソンに目覚めてからでした。記録では『1985年4月28日購入』となっています。
私にとってはこのベストLPがアルディのバイブルとなりました。
LP購入からもうすぐ40年。今でも私の中でアルディといえば「もう森へなんか行かない」です。
こちらも買いました。
でもこちらは買っていません。
最初に聞いたのがアルディ版で、かつ何度も何度も聴いたので、やはりアルディの歌が一番しっくりきます。
このLP、ベスト盤だから当然ですが名曲揃いでした。
モナミ・ラ・ローズ "Mon Amie la Rose"
友情 "L'Amitié"
あなたの胸に "Voilà"
"イェイェ"に分類されてはいましたが、他のイェイェ歌手たちとは一線を画した「大人の歌」「冷めた視線」が魅力でした。
「長い闘病生活お疲れさまでした」そして「数々の名曲をありがとう」という言葉で送りたいと思います。