だいぶ日が経ってしまったが、4月13日のライヴ・レポート。
ゲストシンガーは登場順に、高橋絵実さん、紬リュウくん,あやちクローデルさん。ピアノはイーガルさん。
すっかりおなじみの絵実さんの歌からは、初めて聞いた「ネズミは米が好き」。
タイトルから勝手にコミカルな歌かと想像していたのだが、そうではなくて切ない片思いの歌だった。
こういう歌を選ぶあたりも絵実さんの魅力である。
これはNHKの「みんなのうた」の映像だろうか。
これ以外にも、彼女にとっても久々だったという「恋のロシアン・カフェ」も聴くことができた。
二番目は紬リュウくん。
彼の歌を聴くのは久し振りだった。
嬉しかったのは、Yves Duteilを歌ってくれたこと。
曲は「夜の通行人に捧ぐ」。
Yves Duteilを歌う日本人歌手はなぜかとても少ないように思える。
リュウくんは「夜の通行人に捧ぐ」以外にもYves Duteilを何曲か準備をしているようで、それらも楽しみである。
いつかこんな曲を聞ける日も来るかな。
最後に登場したのはあやちクローデルさん。
お名前は知っていたのだが、歌を聞くのは初めてだった。
ピアノのイーガルさんと一緒に上野界隈で大道芸をしているそうで、なかなか個性的なこんな方だった。
この日は歌わなかったが、「ユーカリ」。
迫力たっぷりの歌に、狂気すら感じる表情と動きは他に見たことがない。
この個性豊かなあやちクローデルさんのバックを務めるイーガルさんは現代音楽の作曲家でもあるという。
あやちさんに負けず劣らずの個性派であることは、「ユーカリ」の映像からもお分りいただけると思う。シャンソンのピアノストにはちょっとないタイプである。
ステージが終わった後には大道芸人らしいこんなパフォーマンス。
三人三様、超個性的で、もう一度見たい組み合わせのライヴだった。
第二弾,第三弾があることを期待している。