【暦】陰陽五行説からみた2013年 | HOBOのブログ

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最近書いた文章ですが、媒体が公表されたのでブログに載せます。去年の

11月から今年3月上旬まではこの話題について話す機会が多くなっています。

よかったら、ご参考にして下さい。

            陰陽五行説からみた2013年

陰陽五行説は古文書の黄帝内経で貫かれている思想です。基本的には世の中を

木・火・土・金・水の五行に分類してその相生と相克から自然の摂理をみる

ということです。この相生と相克というのは木を擦り合わせると火を生じ火が

燃え尽きると土になり土の堆積しているところには金が取れそこから水が生

まれ水で木が育つという次のものを生む相生の関係と。木は土の養分を吸い

上げきれいな水も土が入ると濁り水で火が消せて火で金が溶け金で木が切り

倒されるという一つおきのものを克す相克関係によって相性の良し悪しをみて

そこからさらに複雑な摂理を見出すというものです。

$HOBOのブログ-互角系

年の巡りもこの五行に配されていますが年の巡りは更に太過と不及と言う

要素がはいります。つまり木・火・土・金・水という要素に太過と不及と言う

要素が加わり年の巡りは図のようになります。

$HOBOのブログ-不及と太過の順番

そして2013年は火運不及の年になります。

火と言うのは五臓なら心にあたるので今年の健康上の注意点はまず血の巡りに

要注意です。血圧・貧血・血行不良・月経不順等です。食養的には血を巡らせ

たり作ったりするものを多く摂るように心がければ良いと思います。具体的には

羊肉・海参(なまこ)・棗(なつめ)・龍眼・松の実・レバー・ひじき等です。

次に要注意なのは消化器系で特に下痢に要注意です。これは火運が弱るので

その次の脾が弱りしかも水の勢いが増すので脾つまり消化器系しかも水が氾濫

する下痢に要注意ということになります。これは脾を温めることを心がければ

よいと思います。食養的には生姜・葱・白菜・蓮藕・オクラ・山葯(やまいも)・

蓮の実等です。

最後に要注意なのは過敏症つまり幾つかのアレルギーです。具体的には花粉症

と喘息です。これらは火が衰えるのに反して水の臓である腎が亢進することに

よってこの過敏症が勢いを増します。そもそもアレルギーは本来生体が相手に

しなくても良いものを「過敏」に相手にする、つまり放っておけば良いものに

分泌物を出して流そうとしたり、粘膜から追い出そうとしたりする反応です。

食養として適しているのは山葯・里芋・木耳・イカ・牡蠣等です。

五行のお話をするときに良く誤解されるのが五臓つまり肝(木)・心(火)・脾(土)・

肺(金)・腎(水)ですこれらは臓と言っても現代で言う「臓器」も関係しますが、

正確にはシステムつまり機能なのです。2013年の心が・・・という場合心臓もあり

ますが、循環器系や精神つまり「こころ」の一部も心になります。このように

一般用語と専門用語が混在するので東洋思想や医学は曲解されることが多い

のだと思います。

どうか2013年は曲解や誤解が解ける年であって欲しいと思います。



以上が最近公表された文章です。もちろんいつもの通りブログよりもライブ

なので、ライブではもっと詳しく丁寧に、まぁ少し面白くお話させて頂いて

おります。火曜日から金曜日までの青森・東京出張では5回(時間による長短

はあります)話す予定です。

今日の1曲はちあきなおみで「冬隣(ふゆどなり)」です。