![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151128/10/hobo-usa/c9/d5/j/t02200293_0800106713496261094.jpg?caw=800)
ついにこんな時代が来た。ビルエバンスのアルバム12枚が聴き放題なのである。リバーサイドのアルバムから、ジムホームとやったアンダーカレントまで、ネットに繋がってさえいればタダ同然で聴くことができる。
こうして並べて聴くと、やはり初期エバンスはビバップの影響が強い。テーマの演奏が和音の押し売りみたいで結構雑だ。でもリバーサイドになる頃にはそのあたりがずいぶん改善されていることがはっきりわかる。アドリブもビバップ的なものから少しずつ独自のアプローチになり、テーマの演奏を大事に聴かせようという意図が伝わってくる。
それにしても、こうなってしまうとじゃあアルバムをナケナシのマネーでシコシコ買っていた自分は一体何だったのか…と絶望的な気持ちになるが、やはりこういったサービスというのは永続的に繁栄するとは考えづらく、どこかで破綻してもちゃんと聴けるように、現物のCDを持っていたほうがよいのである。たぶん。クレジットカードや銀行の口座だけでなく、キャッシュでお金を持っていたほうが良い場合もあるのだ。