批判とは何だったのか

全員に公開する記事の前回で、フジテレビ等に対する韓流批判デモについて語り、コメント欄では白熱な議論といった感じにもなりました。個人的には、「何故デモはフジテレビのみを対象としているのか」と思い、「デモをするなら、メディア全体を対象にすべき」と思いました。そして、もしもの事なんですが、もし批判のきっかけとなった某俳優が、フジテレビではない局の韓流推しを批判したならば、フジへの韓流推し批判を賛同し・デモに参加した人達は同じ様な行動を取ったのかと思いました。ここまでが前回の話です。

今回は、フジテレビの批判に関してです。
韓流推し批判移行、フジテレビに対しての批判が多くなりましたが、中には韓流とは何等関係の無く、フジに不利な出来事までもを韓流と結びつけて批判する人達までいます。

その中で一番大きかったのは、フジテレビ系列で東海3県をエリアとする東海テレビの放送事故です。これは、韓流批判ツイートが出た直後の8月4日に東海テレビのローカル情報番組で東日本大震災の被災者に対する不適切なテロップを出したことから始まりました。これに関して、「フジの子会社」などとして、一緒の扱いにする批判も起こりました。しかし、この事故と韓流は無関係であり、放送事故に関する批判は理解できますが、韓流批判と一緒の扱いにするのは何故かと思いました。
そもそも、東海テレビはフジテレビとは全くの別資本の会社であり、フジが産経新聞系なのに対し、東海テレビは中日新聞系であり、報道姿勢も全く違い、2局間の仲も元から良くはありません。なので、一緒の扱いにはしないでほしいと思いました。

他にも、8月末の島田紳助さんの引退による、ヘキサゴンの打ち切りの時にも、「ウジの番組だから」というコメントがあったり、フジテレビが視聴率三冠王を日本テレビに奪取されたニュースや、最近報じられた「テレビ欄の右端がフジテレビになってから視聴率が低下した」とのニュースなどでは、「韓流ばかり流しているから」というコメントをした人がいました。まず、前者に関しては2011年、日テレ放送された「家政婦のミタ」が大人気で最終回では40%の視聴率を取ったことから、三冠王を奪取されたのだと思います。後者は、テレビ欄には心理的な作用があるらしく、真ん中あたりがよく見られると言われています。テレビ朝日の視聴率が最近好調なのは、これから来ていると言われています。
最近では、ニッポン放送から転籍してきたアナウンサーで、昨年異動した塚越孝さんが局内で自殺したというニュースもありましたが、それに関しても韓流と結び付けての叩く行動がありました。

これらの事から、韓流に対する批判はいいとして、フジテレビに不利な出来事までもを韓流と結びつけて批判したり叩いたりするのはいかがなものかと思いました。そうでなければ、まるでフジテレビか嫌いだからやっているようにも見えます（前回と同じ結論ですみません）。