Cri-Cri Twin | さいたまベースのHobbyでGo!

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無駄なものほど面白い。四方八方、趣味にかける散財の記録です。


海外通販のホビキンでは、セールでもないのにたまにとんでもなく安い商品が出ていることがあります。

Cri-Cri twinもそんな商品のひとつ。

定価は105.26ドルの飛行機ですが、大幅ディスカウントの49.99ドル。
なんと半額以下です!
・・・変な恰好の飛行機なんで人気がないんでしょうか・・・

でも双発ゆえブラシレスモーター2個にESCも2個、サーボ3つ付いてこのお値段だったら部品価格だけでもかなりお買い得感あるんじゃないでしょうか?

というわけで、ポチったのがつい先日。

送料も一番安価なやつを選んだんですが、1週間程度で到着しました。

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本物のグローエンジンと見間違うばかり(笑)のシリンダーが眩しい変な恰好の双発機です。

こんな奇抜な形の飛行機ですが、これでも実機が存在します。
なんでも世界最小の双発機と呼ばれているらしく、1970年代にフランスで作られたそうです。
全長3.9m、全幅4.87m、自重73kg(原チャリなみの重さですね)、乗員1名と燃料を積んだ離陸重量でも172kg程度。
15馬力の単気筒エンジン2基で最大204km/hまで引っ張り、各種曲技飛行もこなせるとのこと。
世界最小クラスのアクロバット機でもあるそうです。 

そんなCri-Criですが、本商品もその特徴をよく再現しています。

イメージ 2

特徴的なフロント周りです。

ラダーサーボは搭載していますが、前輪操舵のみのエルロン機となります。

異常に大きく、真っ白で味気ないキャノピーを外せば広大なメカボックスが現れますので、組み立ては至って簡単です。
ただし尾翼内臓のエレベータサーボの配線と、左右モーター配線が大変短いので、その取り回しには少々難儀しました。

またウィングスパン1m弱の機体ですが1kg以上重量があります。
まあ、ダミーシリンダーやらチャンバーなどの艤装品が付いていますから仕方ないところでしょうか・・・。

というわけで早速、本日早朝、初飛行です。

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横から見ると異常に大きなキャノピー。
実機の場合、機体が小さいから人が乗るとぎゅうぎゅう詰めになるんですねぇ~(笑)

奨励バッテリーは3S1300mAh~1500mAh程度。

マニュアルには舵角量などの記載がないため、デュアルレート80%、エクスポ20%程度に絞っての超適当なセッティングでのフライトです。

イメージ 4

やはり、機体重量のせいか、かなり長めの滑走距離が必要でしたが、無事離陸成功!

ゆったり飛ぶ機体かと思いきや、かなりのスピードです。

また、バッテリー搭載を前にし過ぎて、ダウンがかなり強く飛ばしにくかったですが、次フライト以降、思いっきり後ろに下げたらちょうどよくなりました。

それと挙動が分からないため絞った舵角ですが、やっぱり動きがダルすぎてこれも飛ばしにくい。
結局、デュアルレート100%、エクスポ10%程度でちょうどよくなりました。

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実機がアクロバットも可能ということで、ループ、ロールもやってみましたが難なくクリア!
特に、プロペラが左右に回転しトルクが相殺されるので、旋回やロール時もビシッと軸が通って、非常に飛ばしやすい機体でした。

着陸も思いのほか低速が効いて、キレイに降ろせました。
3輪式なので、プロペラを打つこともなく安心です。

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激安かつ珍妙な形の飛行機なんでどんなものかいな?という思いで入手しましたが、至極真っ当で飛ばしやすく楽しい機体でした。

尾翼のキャラクターがこれまたキモチ悪いデザイン(モチーフはコオロギなんでしょうか?・・・)ですが、お勧めの一品です(笑)。

Cri-Cri Twinの紹介でした。