20~30年くらい前のボートを再生してみた | さいたまベースのHobbyでGo!

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無駄なものほど面白い。四方八方、趣味にかける散財の記録です。


20年~30年前くらいの京商製(らいしい)RCボートもらいました(笑)。

出所はいろんな古いRC持っているYO氏。

YO氏から最近飛行場に来ても全く飛ばしている姿を見かけないK氏に譲渡された
とのこと。

ところが肝心のK氏、
直すのが面倒なのか、気力がないのか「よく分かんないからいらない・・・」
とのお言葉。

YO氏が聞いたら悲しんじゃうよってなことで
せっかくなんで、昨日「ほびでご」が引き取りました(笑)。

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全長は60cmくらいあるでしょうか?
結構大きな船体ですが、材質は樹脂(ABS)のようです。
とにかくペラペラに薄く、長年の日焼けでベージュ色に変色しており
経年劣化でいとも簡単に割れてしまいそうな脆弱感のある船体です。

この船で毎週行ってるFT-009ボートレースに参戦したら、あっという間に穴
が開いて沈没です。

っていうか、昨日の水上爆走族M氏の目は、沈めてやるぞと語っているようでした(笑)。

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経年劣化が激しそうな船体ですが、幸いなことに割れや欠損はありませんでした。

しかし、それにしても埃だらけ!
しゃーないんで、船体を風呂場で洗っているときについうっかりウィンドスクリーン
を割っちまいました・・・(笑)。

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なんとも簡素な作りです。
樹脂製のつまみネジ1本でキャビンの取り外しができますが、防水対策など全く
考えていないような構造になっています。

まあ、唯一の救いはメカスペースがバスタブ型になっていることくらいでしょうか。
とはいえ、上部を透明のプラ板にネジ留めしているだけだから、穴がいっぱい
空いています!
防水シールなど微塵もありません(笑)。

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モーターはLE MANS 60STという540サイズのモーターが付いていました。

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スピードコントローラーは懐かしのセメント抵抗可変コントローラーです!
こんなんでも昔は走っていたんですねぇ(笑)。

ところで、このボート一体なんていう名称なのか・・・?
手がかりはフロントにViper(バイパー)というデカール。
調べてみると京商にViperというボートがありました。

さすがに発売年までは分かりませんでしたが、↑のスピードコントローラーから
するとやはり20年以上前の製品であることは確かなようですね(笑)。

ということで、ボートの素性も判明したので、全バラです。

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シンプルな分、簡単にバラせました。

さあって、何を使おう。
金を費やすような船じゃないんで、手持ち品を物色。

さすがにモーターとスピコンは使えんなぁ~。

おおっ!
タミヤのスポチュンが余っていたぞ!
ということで採用。

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さらにゴソゴソ秘密箱(ジャンクボックスともいう)を漁っていたら、昔バギーに
使おうと思っていた新品の防水ブラシアンプ発見!
これなら水に濡れてもオッケーじゃん。
採用決定!

あと、サーボは車に使う予定でストックしていた未使用新品激安サーボ、

2.4Gの送受信機を使いたかったけど、こりゃ~もったいないからあえて不採用。

久しく使っていない放置してあったサンワのシンセサイザー(クリスタル
なしにバンド切り替えられるやつ)があったので、使ってみることにしました。

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サクサク組んで小一時間で(祝)完成!!

受信機の防水が心配だけど・・・まあいいや。

ちなみにバッテリーはヨコモの車用7.4Vリポ。3000mAhと4000mAhの2本用意
してみました。



そして本日。
たまたま仕事が休みなんで、早速川原に持ち込んで初走行です(笑)。

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それにしても、船体の黄ばみがビンテージやねぇ~。
ステッカー剥がして木目シートでも貼ろうかとも思いましたが、剥がすとき間違い
なくペラペラな船体も割れるわな(笑)。

3000mAhをバスタブメカボックスの左に搭載して、水面に。

船体が傾くかなぁ~と思ったけど、思ったより底面が広いので特に傾きはなし。

スロットルを入れると・・・・う~ん・・・なんていうんだろう?
ぺラペラな船体に共鳴して妙な走行音。
なんだか通勤電車の加速音みたい。
まぁ~静かっちゃ~静かです。

変なクセもなく真っすぐに走りました。

今度は全開!
水面に波はないのにピョンピョン・・・ピッチングが激しいです。
そして流石スポチュン。
結構速い!

思ったよりもまともで、なかなか楽しいです。

左ターン。
クイックに曲がります。

右ターン
むむむっ・・・・まっ曲がりません!
いや曲がるは曲がるけどかなり大回り。
あやうく大回りで対岸に激突するところでした。

・・・・う~む・・・
スクリューの反トルクか?
いや、左に搭載したバッテリーだな!
船体が傾きはしなかったけど、やはり重心位置の関係で右に曲がらないんですなぁ~。
モーター前のセンターに工夫して搭載するか?
そうすればピッチングも抑えられそうですが・・・
んでもデフォルトだと、多分左搭載なんですよね。
昔は軽量なリポなんてなかったから重いニッカド。
恐ろしく右旋回しずらい船だったんじゃないかと推測。

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5分程度の走行で、ハッチを開けたら、盛大に浸水していました・・・・
それと熱もかなり籠っている様子。
水冷じゃないし大丈夫だろうか・・・。
あっ!浸水しているから水冷と同じか(笑)。
浸水した水があったかかったもんなぁ~♪

どうやらモーターとスタンチューブ?の境目から浸水している様子。
幸いにもバスタブメカボックス内は浸水していませんでしたが。

バッテリー搭載位置よりもまず先にココの対策考えなきゃなりませんね(笑)。

ということで、ひょんな経緯で手元に来たビンテージボート。
これでレースするわけにはいきませんが、(M氏に激突されるんで)ちょっと
走らせるにはいいかも。
電車みたいな変音がするのはご愛敬ですが(笑)。

走行動画アップしました。
音が良く撮れていませんが・・・