デコパネ機 第5弾! サボイアS.21飛行艇 | さいたまベースのHobbyでGo!

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YF-23に続くデコパネ機第5弾として、飛行艇を作りました。

製作した機体は水上機のエアレース、シュナイダー・トロフィー・レース専用機として開発されたマッキM.33です。

1925年アメリカ合衆国のメリーランド州、バルチモアで開催されたシュナイダー・トロフィー・レースに2機のM.33が参加しましたが、1機はエンジントラブルでリタイア。
もう1機、ジョバンニ・デ・ブリガンティのM.33は平均速度271km/hで3位に入賞したそうです。
ちなみに1位は平均速度374km/hのジミー・ドーリットルの操縦するカーチス R3C-2とのこと。(豚の映画の青い機体のモデル)

本機体は空飛ぶ豚の赤い飛行艇が有名となり、京商のプリマクラッセシリーズでモデル化されているので、意外と知名度の高い機体です。

しかし、豚の飛行艇の名称はサボイアS.21。
マッキM.33に似ていますが、後退角の主翼や、尾翼形状など実機にはない架空の機体となっています。
また、実際にサボイアS.21という飛行艇は存在しますが、単翼機でなく複葉機であったりとこれまた、豚の飛行艇とは異なります。

なんて薀蓄はさておき、デコパネM氏の飛行艇があまりにも良く飛ぶんで、いっちょ作ったろかぁ~くらいの軽い気持ちで製作し始めましたが、相変わらず図面なしのテキトーな採寸の製作でした。

一応図面なしですが、食玩の機体をサンコーにしました。

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水上機コレクション。

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知らなかったけど、マッキM.33ってシークレットだったみたい。

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主翼のウイングスパンは100均デコパネの横幅(800mm)。
そこを基準として、テキトーな雰囲気でボディ(船体)を作成。
今回、下面に絞りを入れてみました。

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主翼も今回初導入のクラークY風に加工。
というわけで、船体に直乗できなくなり、下駄を履かせたので、マッキM.33ではなく豚のサボイアS.21に近くなりました(笑)。

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モーターはマルチコプター用の余り品2400Kvを使用しました。
ペラも同じくマルチコプター用の3枚羽、5×3。

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モーターマウントは翼の上で強度的に心配でしたが、グルーガンで固定したらかなり強度が出ました。

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尾翼は少々こだわって大きめに。
また、イタリアンカラーに塗装。

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エルロンサーボは1サーボでは構造的に難しかったので、左右に装着。

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今回はメンテナンス&バッテリー収納ハッチを作りました。

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船底を止めればほぼ完成です。

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コクピットも一応作りました。
見えづらいですが、一応スクリーンも装備です(笑)。

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エンジンカウル横のラジエーターもなんとなくそれらしい形に作成。

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陸上飛行テスト用にドリー(車輪)を両面テープで仮付け。

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製作期間は帰宅後の深夜作業で約3日間。
結構簡単にできました(笑)。
まあ、なんとなく豚の飛行艇に見えるかなと・・・。
テキトーに作った割りにはまあまあ良く出来たと思っています(笑)。

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さて飛行テストです。
といっても、いきなり川での試験飛行は、先週の悪夢のラフティングを招くのでやめて、とりあえず陸上滑走にてテストしました。

以下その動画です。

当初、バッテリー搭載位置が悪く重心が後ろでフラフラでしたが、バッテリーサイズアップ(重量アップ)、搭載位置を前にしたらバッチリでした。
主翼両端に大きなフロートが付いているので、全開時には若干フラッターが発生するのは今後の要課題ですが、まずまずの飛行です。

さあって、次はいよいよ水上でのテストです。
果たして豚は飛ぶことができるのでしょうか?
乞うご期待?