ハインケルHe-162
第二次世界大戦末期にナチスドイツで開発製造されたジェット戦闘機です。
サラマンダー(火トカゲ)のコードネームで呼ばれ、愛称はフォルクスイエーガー(国民戦闘機)とのこと。
戦局の悪化する中、ヘルマン・ゲーリング空軍総司令官とアルベルト・シュペーア軍需相の軽戦闘機開発計画で推し進められた機体。
結局、ゲーリングのゴリ押しでハインケルは製造を勝ち取りましたが、あまりにも短期間の開発ゆえ、テスト飛行では接着液が大気の断熱圧縮による熱で溶け出して、強行着陸することになったり、さらにはエルロンが固着して墜落したり・・・とかなり問題があった機体のようです。

本商品はGWにホビキンに注文して、先般届いた機体です。
前のブログにも書きましたが、なかなかナイスな商品で、主翼の端が折れていたり、頭とお尻が少々潰れていたり、さらにはあちこちキズがあったりとなかなか楽しませてくれました(笑)

機体の状態はそんな感じでしたが、組み立てはシンプル。
64mmダクテットが搭載されてるエンジンポッドを上部に2本のネジで固定。(ネジ穴合わせに少々苦労しましたが・・・)
主翼(折れた部分を直して・・・)を接着。
水平尾翼を接着したら、左右2枚の垂直尾翼(ラダーはありません)を接着してほぼ終了。
後はリンケージとキャノピー、スキッドを装着すれば完成です。

64mmのダクトは5枚ブレード。
精度はあまり良さそうでなく、結構大きな音がします。

サイドビューはこんな感じ。
結構大きな機体です。

リアビューはこんな感。
垂直尾翼が左右に分かれているのは、実機の場合エンジンポッドから噴出したジェットが当たらないようにしたためとのこと。

フロントビューはこんな感じです。
頭がちょっと潰れているのはご愛嬌(笑)。
主翼は結構短いです。
翼端が下がっているのが特徴的です。

ラダーは付いていませんが、ノーズギアはラダーチャンネルでコントロールします。
フロントギア後ろのハッチがバッテリーの搭載スペースです。
指定バッテリーは3S1300mAhになります。

さて本日いつものフライトエリアに持ち込んでみました。
今日はさらさら飛ばす気もなく、タキシングで様子を見る&皆に見せる(笑)ためだったんですが・・・
いつものM氏の強力な煽りと自分の意思の弱さに負けて・・・
結局、初飛行にチャレンジすることになってしまいました・・・
結果は↓ユーチューブ動画を参照ください。

なんんとか飛行成功しましたが、バッテリー大食らいです。
1300mAhフル充電していきましたが、動画をご覧の通り、2分少々でオートカットが働きました(汗)。
幸い広いエリアだったのと、オートカットのタイミングが良かったので、滑空でなんとか着陸させることができましたが、飛行状態や別の場所だったら墜落・ロストしていたことも充分考えられます。
ESCはそんなに熱くなかったですし、帰宅後バッテリー容量計ったら11.48V程度あったのでそんなに電圧落ちていませんでした。
もしかしたらESCのカット設定が変なのかもしれませんね・・・
といっても、機体に付属のESCはどこのもの(STAR MAXの機体ですが)か分かりませんし、設定方法のマニュアルもないんでどうしようもありません(汗)。
1500か1800mAh程度のバッテリーを無理やり搭載(入るのか?)するか、ESCを変更するかしたほうがいいですねぇ~。
まあ、飛びは結構良かったです。
スピードもそんなに出ませんし、低速の浮きもまあまあですし・・・
ただ機体形状から向きを見失いやすい感じはしました。
あまり遠くに離すのは危険かもしれませんね。
それにしてもホビキンセールで56~60ドル程度なんで(送料は別ですが)、価格からしたらかなりお買い得な機体ではないでしょうか(笑)。
超カッコいいですしね(笑)。
