Beretta A303 猟期前分解掃除 備忘録 | hobbyalacarteのブログ

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Beretta A303の分解掃除の備忘録

 

9月に入ると猟期前の練習期間として認められるので、射撃場で山用のオートを練習することになりますが、使えるのは24gのクレー用装弾なのでこれをできるだけジャム無しで撃てるように、練習前にレシーバー内部を掃除して、油を引直します。

→ この後、上郡クレー射撃場にて本銃の練習として1ラウンド回りましたが、ジャムは1度も発生しませんでした。一応思惑どおりに

 

・A303は結構古いものですが、今でもBerettaの公式サイトからユーザーマニュアル(Beretta  A303 user manual)がダウンロードできるのでこれを読めば問題ないのですが、年に1回位しか分解しないので忘れてしまうことと、英語を毎回読むのが面倒なので備忘録として以下記載しました。

・因みに、Berettaの公式マニュアルに分解組立て方法が記載されているからと言って誰もができる訳ではありません。 各種機械の分解組立ての経験者でない人は、まともに分解・組立ができない可能性がありますので止めておいた方が良いかと。 失敗すれば誰からも助けてもらえないので銃砲店さんに持込みです。

 

<分解>

1.遊底の取外し

・ベレッタのユーザーズマニュアルでは先に遊底を取外すような順序になっているが、遊底を入れたままで先にトリガーユニットを取外すことも可能

 

2.トリガーユニットの取外し

・遊底がレシーバーから取外されていること、または遊底が閉位置になっていることを確認 (重要/怪我防止)

↓キャリアストッププッシュボタン(給弾キャリア後方の小さな黒ボタン)を押して、キャリアーが少し外側の位置になるようにしておく(特に必要ないかも知れないが、ベレッタのマニュアルではボタンを押すようになっている)

↓トリガー前方のレシーバー側にあるトリガー止めピンを抜く

・レミントンはピン2本らしいが、ベレッタA303では1本だけ

↓シリンダーラッチボタン(六角レンチが指している銀色のボタン)を押しながら、トリガーユニットを前方&下方に引くとトリガーユニットが外れる

・トリガーユニットは後ろ側でレシーバーと噛合っているので、前方に引かないと外れない

・外れない場合は、シリンダーラッチボタンの押し忘れか、押し不足を疑う

・トリガーユニットのこれ以上の分解は公式マニュアルで推奨されていないので不可

 

・この後、取外した遊底とトリガーユニットとレシーバーの内側をツールクリーナーで掃除、改めて注油

 

<組立て>

1.遊底の取付け

先にトリガーユニットを取付けることもできるが、遊底を先に取付ける方が、コネクショングロッドの位置調整がやり易い

↓遊底本体と、コネクションロッドと黒染めのブリーチボルトスライド、およびオペレーティングロッドの3つの部品を正しくかみ合せる

・コネクションロッドの先端を、銃床側のスプリング受け皿に正しく嵌め込む

 

2.トリガーユニットの取付け

・遊底が取外されているか、遊底がチャージされておらず薬室閉の位置になっていることを確認

↓ハンマーは邪魔にならないようにコッキングされた状態にしておく

↓トリガーユニットをレシーバーの下前方から後ろにはめ込むようにして取付ける

↓トリガーユニットが斜めのままでレシーバーの一番後ろまで入れた後、トリガーユニット前側をシリンダーに完全に沈める

・取付けの時はシリンダーラッチボタンを押さなくても嵌るようだが、嵌りにくいようであればボタンを押しながら沈める

・トリガーユニットが完全にレシーバーに沈めば、止めピンを差込んで完了

 

↓ トリガーユニット後部の円い筒のようなパーツでトリガーユニットが外れないようになっているので、トリガーユニットのシリンダー真下方向への出し入れができない