昨日の東京は、穏やかな春の陽気でお墓参りの方もたくさん見かけました。
お寺でいけさせていただいたお花を少しだけご紹介させていただきますね
お寺の本堂で大先輩がいけられたのは、立華(りっか)。
もともといけばなの起こりは仏前のお花ですので、お寺とお花はつながりの深いもの。
室町時代に整えられた立華という花型は、おうちに居ながらにして、
この一瓶で日本の山並み、渓流、山里にそそぐ川の様子などを味わえます。
江戸時代の始めには立華の役枝がシンプルになり、こちらの花型、生花(しょうか)が確立されました。
先輩が二段の竹筒にいけられたのは、コデマリ・都忘れ・紫ラン。(上写真)
私が鉄器でいけたのは、山茱萸(サンシュユ)。(下写真)
どちらも同じ生花(しょうか)。
いけばなと出会って通算30年でしょうか?
深すぎてまだまだ学びは尽きません。