こんにちは!店長の江川です。(^^♪
とうとう桜がつぼみを持ち始めましたね。
春まで秒読み開始って感じです。^^
春はいいですよねぇ~、ぼーっとしてても
気持ちのいい季節はここだけかも
しれないですね。^^
去年はこの時期超多忙でお花見に行け
なかったので今年こそは時間作って
行ってやろうと思っています!
行けるかな。。
さて、今回はマンションのお部屋にガス式
の温水床暖房を設置する時の難しさという
お話をしてみたいと思います。
今まさにご相談をいただいているお客様が
いらっしゃるんですが現在もこのお話で
進行中です。よっぽど高級なマンション
は別ですが一般的にマンションに普及
しだしたのはホント最近のことじゃ
ないですかね?20年経ってるでしょうか。。
最近では普通に設置されてることが
多いですけどね。^^
この床暖房の設置は中古マンションを
購入してリフォームするとしたらまず何が
欲しいですか?の答えのトップスリーに
入るそうなんですが、これするとなると
かなり難しいんです、実は。
もし今お考えの方がいらっしゃったら
ちょっとへこむようなお話になってしまう
かもですが大事なことなんで参考に
してみてくださいね。^^
まずですねぇ、マンションの床って
下階への配慮で防音規定があるのは
ご存知ですよね?使う床材はなんでも
良いってわけではなくて、ちゃんと
決められた遮音レベルをクリアしたもの
しか使えないんですね。
例えば一部屋だけの工事とかになると
フローリングの下に敷く温水マットの
厚みが約1cmほどあるので仕上がった
時に他のお部屋と段差を付けないように
とか考えると当然今のフローリングを
一度剥がさないといけないんですが、
もともとのフローリングの厚みもだいたい
13㎜程度なんでほとんどマットの厚みで
取られてしまうわけなんです。
なので仕上げに貼るフローリングの
厚みは耐熱用でも薄いものしか
貼ることができないのでバリアフリーを
考えるとまずそこで防音規定に
引っかかってしまうわけなんですね。
熱に強くても薄いフローリングは遮音性能
は低いですからね。もちろん段差なんて
気にならない!って方は別なんですが
続きを聞いてくださいね。^^
段差がつくことを受け入れたとしても。。
次の難関が待っているんです。
それは給湯機の問題ですね。
現在の給湯機が暖房器具対応型の
機種ではないとすると給湯機の交換も
視野に入れておく必要があるという
事なんです。温水を使うには
暖房器具対応型じゃないと
ダメなんですね。
それか、熱源機を別につけるという方法
もあるんですがこれもできる場合と
できない場合があってどちらにしても
給湯器にも費用がかかることは
覚悟しておかなければならないですね。
で、ここでももう一つ難関があって
そもそも暖房器具対応型の給湯機に
取り換えが出来るのかってことなんです。
どういう事かというと、暖房器具対応型の
給湯機というのはガスを結構
使うもんなんです。マンションの場合は
ガス管が共同配管と言ってメインの配管
から分岐されて各住戸へ送られているので
一戸が使いすぎたりするとガス圧の問題
なんかも考えないといけないので
管理組合がストップをかける場合が
あるんですね。
これも結構な難関ですよね。^^
で、最後の難関です。
何とかここまではクリアできた―って
方でもこの難関をクリアするのは
至難の業だと思います。ほとんどの方
がこれが理由で断念してしまう
わけなんですがお話しますね。
温水床暖房には温水が通るチューブ
が要りますよね?あの温水マットに
張り巡らされているやつなんですが
あれってどこから来てるか分かります?
そうなんです、給湯器からなんです。
給湯器から直接お部屋に送ってやる
必要があるんですね。そうなるとですよ、
給湯器ってだいたい外にありますよね?
バルコニーに壁付けされてるか
メーターボックスの中に設置されているか
のどちらかが多いわけなんですが
そこから温水チューブをお部屋の中に
入れるにはコンクリートの壁に穴を
あけないと通せないわけなんです。
マンションは基本的にどこも一緒ですが
コンクリートの躯体に穴をあけたり
斫ったりは禁止事項なんですね。
共用部分でもありますし強度的なことも
あるんでしょうね。
ここはほとんどの場合がダメって
言われることが多いです。
どうでしょうか?マンションで床暖を設置
するとなるとこれだけの難関をクリアする
必要があるんです。設置することが
出来れば温水は特にそうですが冬、最高に
暖かいですよね。^^
チャレンジしてみる価値は十分にありますよ!
是非参考にしてみてくださいね!(^^)/