「後からわかる嬉々」「事実の不一致。危機」 | タイのお守り プラクルアンに関するネタ 「プラ・ネタ」

タイのお守り プラクルアンに関するネタ 「プラ・ネタ」

タイのお守り「プラクルアン」について書いています。

ふと気付くと、インターネットを徘徊しプラクルアンを見たりしています。先日、プラクルアンについて調べ物をしていた際に、ふと目にとまったターウェスワン。よくよく見るまでもなく、以前センセイよりお借りした「詳細は一切不明。でも本物。その意匠はタイ北部?」お守り。こういう出自の不明なプラクルアンは、中々日本のプラリスト(プラクルアン愛好家を指す造語です)には受け入れられませんが、ヌア(素材)とその経年具合、意匠まどを見て、本物と判断し、尚且つ、自分にとってグッと来たプラは、私は入手します。今回のように、後から詳細が判明するのもご縁があったからですね、と思っております。

弊方には過去に入手した素性の知れない…、しかし本物、なプラクルアンがいくつかあります。当時分からなかった詳細が上記と同じく、何かの拍子の判明する場合があるかもしれませんので保管しております。当時は何もわからなかったプラクルアンが後年、実はとんでもなく価値のあるお宝プラクルアンであった。という確率は極めて低いのですが、ヌアの状態から年代を推理したりするのが楽しいのです。

頭に仰山の情報がある方が有利に働くのはプラクルアンに限った事ではないでしょうが、そういう事です。


今回詳細がわかったこちらの大ぶりなターウェスワンはピチット県のルアン・ポー・フワンのお守りである事が判明。北部と推理したセンセイは流石。


7段のソムデットは未だに詳細がわからず。7段。耳。縦横のサイズ比率などの特徴を見て、すぐにわかるのでは?と思ったものの全く不明。


こちらのソムデットは所謂「ヌア・マン」と呼ばれる脂分を多く含んだヌア。2510〜2520年代のプラと見込んで裏面を見ると、


スタンプに詳細が!イヒヒヒやった。しかも、左上にタックル(護符)が埋めらている!


拡大図。

しかしながら、こちらは「本物なのに偽物」という残念な結果とあいなりました。

お前は一体何を言うておるのか?と思われる方もおられるでしょう。

ご説明申し上げますと、プラクルアン自体とスタンプが合致していない、ということになり、元々本物であったプラクルアンをより高い価値のあるプラクルアンに見せる為に嘘のスタンプが押された、という事になります。糞余計な事をした奴輩に仏罰を。

タイマーケットなどで格安でゲット!みたいに仰る方々は、深く洞察して入手されているのか甚だ疑問です。そういうものがMカリに出品されて、果たして真贋の区別ができる方はいらっしゃるのでしょうか。