まがい | タイのお守り プラクルアンに関するネタ 「プラ・ネタ」

タイのお守り プラクルアンに関するネタ 「プラ・ネタ」

タイのお守り「プラクルアン」について書いています。

 

C to Cサイトによく見られる紛い物のプラクルアン。前回、例として取り上げましたプラ・ソムデットは、お姿自体がシンプルであるのに加え、代表的なヌア(在質)がヌア・ポンと呼ばれる聖なる粉などを固めた物である為に、その他材質と比べると経年変化した「っぽい」加工が可能です。


シアン、と呼ばれるプラクルアンの目利き先生方は、ゲェー(偽物)を引き取る事はあるにせよ、売る事は決してありません。目先の銭に目が眩んで糞いゲェーを売ってしまう事で立つ悪い評判の不利益は、割に合わないからです。


偉そうにアレはいかんだの、糞いなどとほざいてしまっている私も、その昔は本質を見る事ができずにゲェー(偽物)を掴んでしまった事も少なからずあります。で。過去に糞ゲェーを掴んだ私はどうしたか?先生達のご指導がありますので、もちろんそれを他に流す事はしませんでした。ただ、手元においておくのは非常にけったくそ悪い訳で、何か有効利用はできんものかと考えた結果、お守りのフリをしているが、こやつらはただのブツ。何をしようが罰当たりにはならない、という結論に達し、悪い奴らはプラが年を経たように、どうやって古ぼけて見せているのかを解明すべく色々と試し、紛い物の経年変化加工のやり方はおおよそわかるようになりました。ですから、それっぽいものはどないしとるか大体わかるようになった訳です。ただこの作業をし過ぎると、「目」に偽物のクセがついてしまいますので、私はスグに止しました。見る人が見れば、あんな糞い加工はたちまち見抜かれます。


後年、たまたま手に取った本2冊。


「ピカソになりきった男」はピカソをはじめとする有名な画家の贋作を作る事に情熱を注いだ人の話。絵だけでは無く、絵の背後にある状況、画家の精神状態なども踏まえて贋作し、あるはずの無い名作を作ったり。表層をなぞっただけの模倣ではないので、これはこれで作品となるのでは、と思わせます。

 

 


もう1冊は「なんでも鑑定団」でお馴染みの、焼き物の目利き、中島誠之助氏の「ニセモノ師たち」。登場する人間にはプラクルアン世界にもいそうな方々が出てきたり、ニセモノを掴ませた相手に対する中島氏の対応を知ると、国は違っても骨董という物を扱う世界はどこも似ているのだな、と感心しました。

 

 


という訳でこちらを紹介させて戴き、広告宣伝で得られるであろうお金で、新たなプラクルアンを入手し、そのあかつきには皆さんにもお見せするつもりで頑張りますので、お一人頭1000冊以上を購入されるか、あるいはお友達とそのまたお友達、そのまたお友達と、喫茶店やファミレスで勧誘、折伏し、ご紹介戴き、まるでネズミの子が増えるがごとくネットワークを拡げて購入して下さい。よろしくお願いします。


というような甘言に皆様が絆されないようお祈り申し上げます。



なんで英語カタカナ表記やねん…。しかも後ろは複数形キングスと違うんか。


オールドクラシックは鳥バードみたいなことか?